ゴールデン街は1万円パラダイス! 多くの外国人も訪れるその魅力とは
飲み屋街でありながら、文学の街でもある
ゴールデン街もこの数年間で、訪日外国人が本当に増えました。店にふらっと立ち寄った彼らと日本旅行について英語で話す機会も増えました。別のバーに連れて行ってあげることも楽しい。きっと、彼らにとってもゴールデン街の小さなバーをハシゴする経験は、良い思い出となるでしょう。
ゴールデン街は飲み屋街ですが、文学の街でもあります。作家と編集者が文学賞受賞の電話をゴールデン街で飲みながら待つという話も昔はあったようです。直木賞作家の田中小実昌さんがゴールデン街の常連で、いくつか作品を残していることはよく知られています。
その田中さんのお孫さんが最近、ゴールデン街で「田中」というお店を始めました。レモンサワーにこだわっていると話題です。
「2、3軒行っても1万円あれば十分」
初めてゴールデン街に行ってみようという人は、花園神社の横にあるファミリーマートでガイドブックを買って、気になる店にまず飛び込んでほしいですね。新しい世界が開かれるはずです。
ちなみに筆者がよく行く店は「キャロット」「ダーリン」「ハニー」「ロベリア」「真湖」「doco」「バリ」「アジール」「ガーデン」「ハイド」「図書室」「ソワレ」。どこもリーズナブルで安心して飲めますが、店の雰囲気やマスターとの相性は“あなた次第”です。
おなかが空いていたら、串揚げの「どんがらがっしゃん」、お好み焼きの「ばるぼら屋」、煮干しラーメンの「凪」、きしめんの「双葉」があるのでご心配なく。食事してから2、3軒行っても、1万円もあれば十分です。
(イベントプロデューサー テリー植田)
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