「焼き鳥」と「やきとり」には違いがあった! その理由を専門家に聞く
お店の人は違いを意識していない?
つまり何を材料に使ってもいい「やきとり」ですが、遠藤さんによると、全国には以下のような珍しい「やきとり」があります。
・エゾシカ肉を使った「阿寒やきとり丼」(北海道・釧路)
・馬肉(福岡・久留米ほか)
・ししゃも(福岡・久留米、福岡・博多ほか)
・豚カシラ(埼玉・東松山)
・豚バラ(北海道・函館、東海地方)
ししゃもまであるとは…驚きですね。
ちなみに焼き鳥屋さんは実際に、「焼き鳥」と「やきとり」の区別を意識して店名などをつけているのでしょうか。遠藤さんによると、答えは「ノー」。そうした“ルール”が存在するわけではなく、「焼き鳥屋」で鳥肉以外が出されることも、「やきとり屋」で鳥肉しか出されないこともあるようです。
遠藤さんは「お店を選ぶ際に重要なのは、『焼き鳥』と『やきとり』の区別ではなく、『博多~』『久留米~』といった地名でしょう」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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