GW明けに「仕事に行きたくない」を防ぐ 連休中にやってはいけない“メンタルNG習慣”を心理カウンセラー解説
連休の最終日に動悸や吐き気が生じる原因は?
Q.連休最終日の夜、動悸(どうき)や吐き気がすることがあります。これは一時的なものなのでしょうか。それとも受診すべきサインですか。
うるかすさん「連休の最終日や週明けに、心身の体調を崩したり、『仕事に行きたくない』と思うことはごく自然な反応ではあります。『休みの予定が充実していて疲れが取れなかった』『生活リズムが乱れて不規則になっていた』などの場合、心理的には特に問題はありません。
ただし、仕事に対して強いストレスや不満などを抱えており、ストレス反応として動悸や吐き気が症状として現れることも十分に考えられます。特に、学校や仕事に行こうとするたびにこれらの反応が現れる場合はストレスによる負荷が大きく、自律神経のバランスが乱れている可能性があります。
動悸や吐き気、息苦しさという症状が起きるのは、自律神経の交感神経が優位になることによって起こります。交感神経が優位になるのは活動時や緊張時、ストレスや危険と判断したときなどが挙げられます。このときの体の反応として、呼吸が早くなり動悸や息苦しさ、吐き気などにつながるといわれています。
また、普段から弱音を出すことが苦手な人や、頑張り屋、努力家、責任感が強い人ほど、人に相談したり休息を取ったりすることに抵抗を感じやすい傾向にあります。そのような場合、心の負担が直接言葉として表現されるのではなく、動悸や吐き気に加えて、無気力、めまい、震え、食欲不振、不眠といったさまざまな身体症状として現れてくることも少なくありません。
風邪をひいたときやけがをしたときに医療機関を受診したり、薬を使ったりすることは、決して『甘え』や『逃げ』ではないのと同じように、精神的なつらさに対しても、それを和らげるための行動を取ることは自然で大切なことです。つらさを一人で抱え込まず、適切な形で外に出していくことを大切にしていただければと思います。
このような症状が、仕事に行く前日や当日の朝を迎えるたびに起こると、『また体調が悪くなったらどうしよう』という『予期不安』につながることも少なくありません。そうすると、不安な気持ちが身体症状につながるという悪循環に陥ってしまい、そのままにしていると適応障害やうつなどの精神疾患につながる可能性もあるため注意が必要です」
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ネガティブな気持ちはどうしても考えないように「我慢しないと」と考えがちですが、実は心を落ち着けるために必要なのはその反対の行動です。「今嫌だなと感じているんだな」と意識することで、今よりも少しだけネガティブな気持ちと向き合えるようになるかもしれません。
(オトナンサー編集部)




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