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「びっくりドンキー」モーニング“おかわり無料”コーヒー 本格的でおいしい“納得のワケ”と低価格の“秘訣”

ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」では、モーニング帯だとコーヒーがおかわり無料になっています。低価格な上、本格的でおいしいコーヒーの秘訣に迫りました。

「びっくりドンキー」のアイスコーヒーとホットコーヒー
「びっくりドンキー」のアイスコーヒーとホットコーヒー

 アレフ(札幌市)が展開するハンバーグレストラン「びっくりドンキー」。ハンバーグの「レギュラーバーグディッシュ」やステーキの「レギュラーバーグステーキ」が人気メニューとなっていますが、モーニング帯(午前8時~10時59分)では、目玉焼きやトーストがセットになった「ドンキースペシャルブレックファスト(目玉焼き)プレーントースト」や「卵かけご飯」などが人気になっています。そんなモーニング帯で、お得なのが、コーヒーの“おかわり無料”サービスです。

 びっくりドンキーのコーヒーは、時期によって、一つの産地の豆だけを使用し“旬”の味わいが際立った「シングルオリジン」、年や季節によって各地の豆の品質を見極め、最適な味わいに仕上げた上、深煎り特有の香ばしさが楽しめる「ブレンド」が、それぞれホットとアイスで楽しめます。本格的な味わいが楽しめる、こだわりのコーヒーについて、魅力の深掘りをしてみました。

担当者が直接、産地へ 自社で焙煎も

 コーヒー豆は、グアテマラ、エチオピア、ペルー、ブラジルの品質にこだわった現地の生産者と契約。担当者が直接、産地や生産者を訪ね、品質の確認を行っているほか、時には、新たな生産者獲得をするため、辺地へと向かうこともあるということです。

「産地の選定」に強いこだわりを持っている担当者は「おいしいコーヒーを生産していることが前提ですが、基本的には持続可能な農業を行っており、品質向上の取り組みも持続的に行う(であろう)生産者と持続的にお付き合いするというのがスタンスです」と付け加えます。

 そして、「シングル」については「季節ごとに産地の特徴の違いを楽しめるコーヒーというのがコンセプトですが、産地ごとに収穫期=日本入荷時期が異なるため、できるだけ産地特徴が失われていない新豆の状態で焙煎することを心がけております」と語り、「そのため、『シングル』は日本入荷時期がかぶらないよう(もちろんノンデリのリスク低減もありますが)産地をできるだけ増やして年間のローテーションを組んでおります」と努力も明かしてくれました。

 一方の「ブレンド」については、「1年を通して安定した品質『いつものコーヒー』を目指し、ブラジルベースでペルーを加え、季節によって他に加える豆の産地は変更しております」と味を飽きさせない、工夫も語ってくれました。

 飲食チェーンの取り組みとして珍しい自社焙煎。焙煎では、「前提として焦げや生焼けなどのローストディフェクト(焙煎欠点)を出さないよう、注意して焙煎しています」。工場では、温度や湿度なども徹底管理し、焼き具合も、マシンと人の目で確認するなど、徹底的な管理のもと行われていて、「急激な温度変化を避けてコーヒー豆に優しい焙煎を心がけています。シングルは産地の特徴がしっかり出るように、そしてブレンドは過度な焦げ臭さやスモーキーさが出ないように焙煎しています」と愛情あふれる言葉も飛び出しました。

 ここまでこだわっているコーヒーですが、価格はなんと、単品で240円(Sサイズ、税込み)。モーニング以外の時間帯は単品で310円で楽しむことができます。この安さの秘密については、「アレフでは『(産地でのコーヒーの)種~1杯のコーヒー』になるまで全ての工程でこだわりを持ち、ダイレクトトレードを行っているため、中間業者(商社など)の利益分が乗らず、お客様によりよい品をより安く提供できていると考えております」と、語ってくれました。

「びっくりドンキー」のスタッフ一人一人の努力と、こだわりがわかりました。ランチやディナータイムでは、ファミリー層などで大にぎわいになります。4人席が多い店舗デザインになっていることが多いのですが、モーニングでは、広々とした席を使いながら、こだわりの一杯をゆっくり飲んでから、1日を過ごすのもよさそうですね。

※モーニングの実施時間は、店舗によって異なります。

(オトナンサー編集部)

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