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「容姿」「学歴」「経済力」ではない! 婚活業界のプロが断言する、今どきの20代が「結婚相手」に求めるもの

婚姻率が低下している現代、今どきの20代は「結婚」に対してどのような価値観を持っているのでしょうか。婚活業界を熟知するプロが、実際のデータをもとに“20代の本音”の背景をひもときます。

今どきの20代の「結婚観」が浮き彫りに…
今どきの20代の「結婚観」が浮き彫りに…

「婚姻率の低下」が叫ばれて久しい昨今、現代を生きる20代が「結婚」というものに対してどんな思いを抱いているのか、どのような結婚観を持っているのかが関心事になってきています。

 こうした現状について、結婚相談所「ツヴァイ」を運営するZWEI(ツヴァイ、東京都中央区)代表取締役社長の中野大助さんは、「20代が結婚相手に重視することが、大きく変化してきている」と指摘します。結婚に対する20代のリアルな“実態と本音”について、婚活業界を熟知するプロフェッショナルの視点からご解説いただきました。

パートナーに求める要素で「諦めたもの」1位は…

 かつては、結婚相手に求める要素として筆頭に上がっていた「容姿」。しかし、現代の20代にとっては、結婚相手のルックスは最優先事項ではなくなっています。

「ZWEI」が2024年5月に実施した最新の調査によると、20代の男女が「パートナーに求める要素で諦めたもの」の筆頭に「容姿」(31.8%)が上がり、次いで「コミュ力・対話力」(18.2%)、「経済力」(13.6%)が続きました。20代の3割以上が、実際に結婚相手を選ぶ際に、容姿を“妥協”するケースが増えているのです。

 この背景には、婚活市場やマッチングアプリの普及、そして多様な価値観が浸透してきたことがあると考えられます。結婚相手に対して「見た目だけではない部分」を重視する傾向が強くなり、特に長期的な関係を築く上で、見た目よりも内面的な要素が重要視されているのです。

 もちろん、全ての20代の人が容姿を完全に諦めるわけではありませんが、以前ほど厳格なルックスの基準は存在せず、むしろ結婚相手として「安心できる」「一緒に成長できる」関係性を築けるかどうかが重要視されています。外見よりも本質的な要素が評価される時代へと変化してきているのです。

諦めなかったのは「コミュニケーション能力」

 では逆に、20代が最も重視する結婚相手の条件はどのようなものなのでしょうか。

 その答えは「コミュニケーション能力」。同調査によると、こちらも3割以上の男女が支持しており、2位「包容力」(18.2%)、3位「経済力」(13.6%)と続いています。先の結果と合わせると、理想と現実のギャップで揺れ動きながらも、20代が結婚相手に求めるものは、パートナーシップを築く上で、円滑な意思疎通が最も重要であると感じていることが分かります。

 結婚生活は長い年月を共に過ごすものであり、互いに理解し合い、共感できる関係が大切です。仕事のスタイルや生活環境が多様化している現代、ライフスタイルが異なる2人が一緒に生活を始めることは、決して容易ではありません。その中で、互いの考え方を尊重しつつ、建設的なコミュニケーションを取ることができる相手が、信頼できるパートナーとして認識されている……そうした結果が現れているのです。

 また、婚活サービスやマッチングアプリが普及したことで、初対面の段階でどれだけ円滑なコミュニケーションが図れるかもポイントになっているといえるでしょう。いわゆる“コミュ力”の高さは、単に会話の楽しさを示すだけでなく、長期的に関係を築くための基盤となる重要なスキルなのです。

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中野大助(なかの・だいすけ)

ZWEI 代表取締役社長

1979年生まれ。横浜市戸塚区出身。神奈川県の中学・高校を卒業後、青山学院大学へ入学。2003年セレブリックスホールディングに新卒1期生として入社。セールスコンサルティングに携わる。2009年グッドラックコーポレーションへ転職。取締役としてリゾートウエディング事業の経営に携わる。日本国内のシェア拡大、東アジア圏のセールスネットワーク開発に成功し、アジアトップクラスの規模へと成長。2019年、IBJへ転職し取締役。2020年のZWEI買収に携わり、コロナ下でのPMI(Post Merger Integration)に集中。2022年からは代表取締役として、後の事業成長をリード。数値化された顧客満足度を軸に改革を進めることに強みを持ち、特に契約率の改善が得意。結婚は26歳の時、一男一女の父。

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