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どんなに怒り、動揺しても…夫の“不倫”発覚時、妻が絶対に言ってはいけない「ファーストワード」

夫の不倫が発覚したとき、妻が発する「ファーストワード」によって力関係が決まる――。数々の事例を見てきた専門家がこう指摘する理由とは。

妻が「絶対に言ってはいけない」言葉とは…
妻が「絶対に言ってはいけない」言葉とは…

「夫が不倫をしている」。もし、そのことが発覚したら、妻のあなたはどんな気持ちになり、どんな行動を取ることを想像しますか。怒りに震えるのか、悲しみで泣き叫ぶのか、あるいは冷静に「即刻離婚」を突きつけるのか……どんな言葉を発し、どう動くのかは、きっと人によってさまざまだと思います。

 そんな夫の不倫発覚時、「絶対に言わないことが鉄則」である“妻のファーストワード”が存在すると、「恋人・夫婦仲相談所」所長の三松真由美さんは断言します。不倫された妻たちと向き合い、いくつものアドバイスを送ってきた専門家が「言ってはいけない」と警告する言葉とは――。

ファーストワードで力関係が決まる

 芸能人の不倫報道が世間をにぎわせるたびに、ネット上で繰り広げられるバッシング。その元となっているのは「不倫=悪」という考え方で、「悪いことをしたのだから、いくらでもたたいてよい」という理屈なのでしょうが、世間はそれで気が済んでも、当事者である妻はたまったものじゃありません。

 では、不倫された妻がどう振る舞えば、その先の結婚生活に光が見えるのか。コロナ禍を経てライフスタイルを変える意識が芽生えた、新しい時代の「不倫後」を考えてみましょう。

 夫の不倫が発覚したとき、してはいけないことが1つあります。それは「下げ言葉」を言うことです。例えば、「最低男!」「人間のクズ」「汚らわしい、汚い。触らないで」「離婚よ」「あなたの実家に電話する」…。

 言霊(ことだま)といわれるように、言葉には力があります。声に出して言った途端、それはネガティブな感情として相手と自分に降りかかるのです。もちろん、妻自身も不愉快極まりない気持ちであることは分かります。しかし、このファーストワードで力関係が決まるといっても過言ではありません。1発目で怒りをあらわにすると、「動揺が激しい」と察知されます。

 また、こうした言葉を発することで、自分を「悪の権化」のように見せてしまいます。言われた相手は悪いことをしておきながら、それを棚上げして心の中で「そんな態度がムカつくから、君のことが嫌になったんだ」とつぶやくかもしれません。不倫発覚後、1発目の言葉で相手を地に落とすような下げ言葉は、絶対に言わないことが鉄則です。

 その上で実行したい、不倫が発覚した直後の「推しアクション」を5つご紹介します。

【大きく深呼吸した後、ゆっくりと数字を数える】

 怒りをうまくコントロールする方法「アンガーマネジメント」によると、怒りのピークはたったの6秒だそうです。つまり、その6秒間をやり過ごせば、怒りに任せた言動を防ぐことができるのです。深呼吸をしてゆっくりと数字を6つ数え、怒りのピークをやり過ごす余裕を生み出してください。

【離婚する/しないにかかわらず、証拠を保持】

 現在、夫のことが大好きで、離婚なんて1ミリも考えていなかったとしても、一寸先は闇。冷静になった頃に「やはり、やり直しは無理」と思う可能性もあります。夫が相手と別れられず、ズルズルとくすぶることもあるからです。そのため、離婚も視野に入れて証拠を残しておきましょう。

 例えば、夫が「自白」を始めたら、こっそりと録音します。この“こっそり”がポイントです。あからさまに録音していることがバレたら、逆切れされたり、真実を隠されたりして、別の波風が立つ可能性があります。あくまでも証拠は“こっそり”と手元に残してください。

 確実な証拠となるのは、夫が自ら不倫を認めている肉声や、不倫相手とのやりとりです。中には、LINEではなく、インスタグラムのメッセージでやりとりを行っているケースもあります。あらゆるSNSのメッセージ機能に残されている足跡が、不倫された妻を救う武器になるのです。

 自分で証拠が取れない場合、私は探偵事務所への依頼を勧めています。この場合は、あえて“泳がせる”というテクニックを使うことも必要になってきます。

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三松真由美(みまつ・まゆみ)

恋人・夫婦仲相談所 所長(すずね所長)・執筆家

夫婦仲・恋仲に悩む女性会員1万3000名を集め、「結婚・再婚」を真剣に考えるコミュニティーを展開。セックスレス・ED・女性の性機能に詳しく、性を通して男女関係をよくするメソッドを考案。20代若者サークルも運営し、未婚世代への結婚アドバイスも好評を呼ぶ。恋愛・夫婦仲コメンテーターとしても活躍中。業界最大手「ごっこ倶楽部」のセックスレスをテーマにしたショートドラマを監修し、5カ月で1億回再生に到達。著書は「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」(講談社)「モンスターワイフ」(同)「40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣」(扶桑社)「堂々再婚」(wave出版)など多数。コミック「『君とはもうできない』と言われまして」(KADOKAWA)の監修も手掛ける。恋人・夫婦仲相談所(http://fufunaka.com/)、公式note(https://note.com/suzune_16)、オトナのお悩み保健室(https://otona-hokenshitsu.jp/)。LINE登録で「夫婦仲チェックシート」を無料プレゼント(https://fufunaka.com/archives/lp/line)。

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