「マンション購入」で失敗したくない! 不動産のプロが教える、購入前に絶対確認するべき「8つのポイント」
(5)資産価値を考慮する
資産価値を気にする人は年々増えています。今は「ずっとここに住む!」と思っていても、ライフスタイルの変化に合わせて、将来引っ越す可能性もあります。そのとき、この物件はいくらで売れるのか、資産価値がとても重要になってくるのです。
資産価値には、立地や管理体制、周辺環境などが影響することを覚えておきましょう。例えば、「共用部の手入れが行き届いていない」「騒音や治安などの住環境が悪い」「外壁にヒビ割れや塗装の剥げがある」といったマンションは、資産価値が減少してしまいます。
管理状況を確認するために、内覧時に全体をくまなく見せてもらうことをお勧めします。マンションのホームページに管理状況を掲載しているケースもあるので、マンションを選ぶ際は、住環境や管理状況をよく確認しておきましょう。
また、「マンション管理適正評価制度」を導入している物件かどうかも購入時のポイントです。この制度は、管理体制や建築・設備などの各項目に点数が付けられることで課題点がはっきりするため、低評価の項目を一つ一つ改善していくことで、よりよい管理体制をつくり上げることができます。適切なマンション管理は、快適な暮らしに直結するだけでなく、マンションのリセールバリュー向上にもつながるでしょう。
(6)災害リスクを把握する
マンションを購入する際は、物件自体の災害リスクだけでなく、エリアの災害リスクもチェックすることが重要です。災害リスクとは、そのエリアで災害が発生する確率や、災害による被害の予想範囲を指します。日本は地震や台風が多い国なので、特定のエリアで災害が発生する確率をきちんと調べておくことが大切なのです。
これらは、各自治体のホームページなどで確認できる「ハザードマップ」を利用しましょう。ハザードマップには、洪水や土砂災害、地震などのリスクが地域ごとに示されているので、これを用いることで、マンションの所在地にどれほどのリスクがあるのかを把握することができます。
(7)不動産業者は慎重に選定する
不動産業者を選ぶ際には、慎重に検討しましょう。信頼できる不動産業者を選ぶことが大切です。特に、「物件に関する詳細な情報を正しく提供しているか」「エリアや周辺物件についても詳しいか」は重要な判断基準です。
また、レスポンスは早いか、丁寧にヒアリングをしてくれるか、リスクに関する説明をしてくれるかなども確認しましょう。
(8)内覧の重要性を認識する
新築マンションはもちろん、特に中古マンションの内覧時は、普段気にしないような細かい部分も、実際の生活を想像しながらじっくりとチェックしましょう。下記のリストを参考にしてみてください。
・間取りや設備の状態
・共用部の状態
・オートロック、防犯カメラの有無などのセキュリティー面
・日当たりや家事動線
・キッチンの設備や収納スペース
・シャワーの水圧
・コンセントやテレビ線、電話線の位置
・スマートフォンの電波の強さ
・周囲の生活音の確認
・玄関やドアのサイズ感
・ドアや扉の建て付けの状態
・宅配ボックスの有無
これらのポイントを確認することで、物件選びで後悔するリスクを減少できます。また、 マンションのゴミ置き場などには、住人のマナーが出るといわれています。時間や曜日を変えて複数回内覧を行えば、マンションの状態をより正確に把握できるでしょう。
まとめ
マンションの購入は、さまざまな観点から物件の価値を判断し、適切に手続きを進めなければなりません。資金計画や購入の流れ、物件選びの注意点、契約・引渡し時の注意点を把握し、一つずつ確実に進めることが大切です。ご紹介したチェックポイントを、ぜひお役立てください。
(大和財託代表取締役CEO 藤原正明)

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