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【賛否両論】「子どもの写真をSNSに投稿」アリ? ナシ? 子育てアドバイザーに聞く見解

数年後、十数年後の「影響」も考えて

 ただし、SNSに子どもの写真を投稿したいと思ったとき、親が必ず意識しなければならない点もあると考えます。

 まず、個人情報の取り扱いは慎重にすべきだと思います。写り込む背景によって場所を特定できたり、頻繁にアップしている場所で出没場所が知れてしまったりする可能性があるためです。

 もちろん、これが必ずしも問題になるわけではなく、新たないい出会いにつながることもあると思いますが、誰でも見ることができる投稿である場合は「もしも」を考えることが行き過ぎ抑制になるでしょう。また、一緒に写っている人の同意を得ずにアップしてしまうのも、トラブルになりかねないので気を付けたいところです。

 さらには、今日の投稿が数年後、十数年後に悪い影響を及ぼさないかも配慮しておくべきだと思います。「子どもが大きくなってから、当時の写真を恥ずかしがる」ということはないでしょうか。親の趣味でやっていつつも、子どもが被写体になっているので、その子がのちのち嫌がるような投稿は考えものです。

 また、タイプが違う懸念として「没頭し過ぎてしまう」のも問題になり得ます。いい写真を投稿したいからと、「いつもスマホばかり」になってしまっては本末転倒ですし、のめり込むことでいつのまにか判断が緩くなってしまうこともあると思います。SNSをやっているからには、多くの人に見てもらいたい、ならば注目に値するような写真を撮りたい…と、内容がエスカレートしてしまうケースなどです。“SNS疲れ”という言葉もあるように、節度がカギになるので、あらかじめ時間を決めておくといいのではないでしょうか。

(オトナンサー編集部)

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佐藤めぐみ(さとう・めぐみ)

公認心理師(児童心理専門)

ポジティブ育児研究所代表。育児相談室「ポジカフェ」主宰。英レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの心理学講座、育児相談室でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える 輝くママの習慣」(あさ出版)など。All About「子育て」ガイド(https://allabout.co.jp/gm/gp/1109/)を務めている。公式サイト(https://megumi-sato.com/)。

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