心霊現象アパートに引っ越した女性を描く漫画 幽霊との交流が「ほんわかした」「面白すぎる」
いわくつきのアパートに引っ越した女性を描いた漫画が話題に。テレビの電源が勝手に消えたり、雑誌のページが勝手にめくれたりと不思議な現象が起こるアパートに、女性が半年間、住み続けた理由は…。
いわくつきのアパートに引っ越した女性を描いた漫画「心霊現象の絶えないアパート」がSNS上で話題となっています。テレビの電源が勝手に消えたり、雑誌のページが勝手にめくれたりと不思議な現象が起こるアパート。それでも、女性が半年間、アパートに住み続けた理由は…という内容で、「言葉選びのセンスがユニーク」「ほんわかした」「面白すぎる」などの声が上がっています。作者に聞きました。
姿の見えないキャラを描く
この漫画を描いたのは、小賀ちさと(ペンネーム)さんです。2016年に漫画家デビューしました。これまでに「ゲーム脳カップル」「只野工業高校の日常」「三度叩けば鬼が来る」などの漫画をツイッター上で発表しています。
現在は、連載漫画の準備をしているそうです。
Q.いつから漫画を描いていましたか。
小賀さん「小学生の頃に描いたことはありますが、その後は小説家を目指していたので、絵も描いていませんでした。20歳ごろから小説の代わりに絵を描き始め、その流れで漫画を描くようになりました。
SNSは気軽に投稿できるほか、読者からの反応をリアルタイムで得られるので、よく利用しています」
Q.今回の漫画を描いた理由は。
小賀さん「今月、平成最後の13日の金曜日を迎えたので、息抜きも兼ねて、『ホラー』をテーマに描こうと思い立ちました。意外性を持たせたかったことと、『顔も性別も年齢もわからない、姿の見えないキャラクター』を、読んだ人はどう受け取るのかが気になったので、そうして点を漫画に反映させました」
Q.ホラー系の漫画を描いたことはありますか。
小賀さん「今回が初めてです。恐ろしいものをモデルにしているという意味では、過去に『三度叩けば鬼が来る』という漫画を描いています。この漫画は現代を舞台に、鬼と少女の交流を描いており、『鬼』という本来恐ろしいものが少女にいいように使われてしまうコミカルさを取り入れています。
この漫画には、私の出身地・秋田県の『なまはげ』が影響がしています。『なまはげ』といえば『泣く子はいねがー』と包丁を持って子どもを脅すイメージがあると思いますが、実は結構ツンデレな一面があったりします。『恐ろしいものが持つギャップの面白さ』という、この漫画の着想につながっています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
小賀さん「『続きが読みたい』『こういう幽霊なら怖くないのに』『幽霊がかわいい』といったコメントを頂きました。姿の見えないキャラクターの『幽霊』に親しみを感じてもらえたのでうれしかったです。
キャラクターの反応や内面はとても大事だと考えているので、姿がなくとも、表現として伝えられたらと思います。また、キャラクター同士のやり取りやコメディー場面のセリフにはこだわりがあるので、掛け合いについて『面白い』『笑った』などのコメントを頂けたのもうれしかったです」
Q.今後の目標は。
小賀さん「多くの方に楽しんでいただける作品を描いていけたらと思っています。まずは準備中の連載をスタートさせたいです。今後も、楽しく描いた漫画をツイッター上に投稿し続けたいと思います」
(報道チーム)
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