“体臭隠し”で香水プンプン、美意識高いのに髪ボサボサ…好条件なのに“成功”から遠ざかる婚活者たち
体臭を隠すのに香水は逆効果
富田さちえさん(35歳、仮名)は、内田さとるさん(40歳、同)とお見合いの後、交際に入りました。そして、最初のデートを終えて、さちえさんから「相談があります」と連絡が入りました。
相談の内容は、こうでした。
「さとるさんは学歴も立派で、大手企業に勤めている。性格もとても誠実で優しいので、結婚するには申し分のない条件。ただ、体臭が気になるんですね。お見合いは対面の席だったので、やや気になった程度だったのですが、デートをして横を歩いたら、お見合いのときよりも体臭のキツさを感じてしまいました」
それは独特な体臭というより、汗の臭いだというのです。そこで私は、相談室にそのことを伝えました。すると、相談室の仲人さんが言いました。
「仕事が忙しくて、ゆっくりお風呂に入るなら睡眠を取りたい。休日などは出かけるギリギリまで寝ているようです。これからは、デートに出かける前にはシャワーを浴びるように言います」
ところが、この体臭が気になることを伝えたのが裏目に出ました。
2度目のデートは、カウンターのおすし屋さんに行くことになっていたのですが、待ち合わせ場所に現れたさとるさんからは、コロンの香りがプンプンと漂っていたのです。おすし屋さんに、においのキツい香水をつけていくことはご法度です。
予約していたので、行かないわけにはいきませんし、「香水のにおいがキツい」と注意できるほど、まだ親しい間柄にはなっていませんでした。
そのデートを終えて、「交際終了」を出してきたさちえさんが言いました。
「体臭って、その人が好きだと受け入れられるっていうじゃないですか。私の本能が彼を受け入れられなかったんだと思います。経歴やお人柄がいいだけでは、結婚はできないことが分かりました」
婚活に大切なのは“清潔感”なのですが、おしゃれの仕方、髪形、身だしなみ、お化粧の仕方は、人それぞれによいと思うスタイルや価値観が違います。よかれと思ってやっていることが裏目に出る場合もあります。
一ついえることは、目の前に現れた人の全てを受け入れられるのが、男女の相性なのかもしれません。
(仲人・ライター 鎌田れい)

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