モラハラ夫、口癖は「別れるぞ」「もう離婚だ」…謝り続けた妻の“反撃”
「別れる」が口癖だった夫の末路
敬之さん(42歳、仮名)はモラハラ気質のある夫で、由利さん(38歳、同)とけんかをすると、すぐに「別れるぞ」と言う人でした。一種の口癖のようなものでした。そう言われた由利さんは胸が苦しくなって、「別れるなんて言わないでよ。ごめんなさい」と必ず謝っていました。妻にとっては一番言ってほしくない言葉です。
結婚して4年が過ぎた頃のこと。またもけんかになったときに、いつものように敬之さんが「もう離婚だ」と怒鳴りました。由利さんは「そうね、別れましょう」と、引き出しから離婚届を出して、敬之さんにサッと渡したのです。
離婚するつもりなんて毛頭なかった敬之さんは慌てて、「何言ってんだ? いつものことだろう」と取り乱しました。由利さんは本気でした。
「子どもが生まれて3歳になって、言葉の意味もちゃんと理解するようになってきて、ふと思ったんです。なぜ夫は当たり前のように『別れる』って言うんだろうって。
都合が悪くなると、突き放そうとする人は信頼できない。この先、年を取ってから頻繁に『別れる』って言われてもつらいなと悩んでいたんです。この子はどんどん成長していくのに、夫の突き放す態度はきっと変わらないだろうなって。
子どもの前で『別れる』って脅かされるのはもう嫌だ。そしたらスッキリしてきて、次に別れるって言われたら出してやろうと思って、離婚届を用意していました。本当にさっぱりしました」
言っている方と言われている方、それぞれに感情があり、思いがあります。子どもの頃、言われたことがあると思います。「自分が言われて嫌なことは相手に言わないこと」と。
「夫婦だから」という甘えは通用しません。夫婦だからこそ、日々投げかけ合う言葉が積み重なるんだと意識してください。今日からでも遅くありません。自分が言われてうれしい言葉を、ぜひパートナーに投げかけていただければと思います。
(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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