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子どもが「就活」で苦戦したらどうする? 親の心構え&NG行為をプロが解説

知らない会社への対応にも注意

 子どもが、親がまったく知らない会社からスカウトメールを受けたり、内定をもらったりすることもあるでしょう。その場合の対応にも注意してください。親世代が知らないだけで、学生に人気の企業はいくらでもあります。

 例えば、先述の「マイナビ・日経 2024年卒大学生就職企業人気ランキング」の文系総合100位内に入っている「Sky」「ミリアルリゾートホテルズ」「星野リゾート・マネジメント」「クスリのアオキ」「アイ・ケイ・ケイホールディングス」「ネクステージ」といった企業はご存知ですか。

 また、理系総合100位内にランクインしている「アイングループ」「Cygames」「AKKODiSコンサルティング」「テクノプロ」といった企業はどうでしょうか。どれも素晴らしい会社です。

 もし子どもがこれらの会社への就職を考えていると相談した時に「そんなよく知らない会社」などと言ってしまえば、子どもからの信頼はなくなるでしょう。そうではなく、どのような会社か自分で調べてから、子どもに何らかの意見をすべきでしょう。

子どもの自立を阻害しないように

 そもそも就職活動は、経済的にも社会的にも子どもが自立する入り口です。その際に過剰に親が干渉してしまっては、子どもの自立を阻害し、間違った選択をさせかねません。

 また、就職は「自分で選んだ」という実感が必要です。それがなければ入社後の大変さに打ち勝つ心根が保てないかもしれません。もし、過干渉して「本当はあそこに行きたかったが、親の反対でここにしてしまった」と子どもが考えるようになったら、長い間尾を引くかもしれません。実際、それが原因で早期転職をして、その後のキャリアがうまくいかなかった人は大勢います。

 陰で子どもを元気づけたり、励ましたり、心配ならその会社を調べたりなどはしても、できるだけ「口出しは我慢」するのがよいかもしれません。

(人材研究所代表 曽和利光)

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曽和利光(そわ・としみつ)

人材研究所代表

1971年、愛知県豊田市出身。灘高校を経て1990年、京都大学教育学部に入学し、1995年に同学部教育心理学科を卒業。リクルートで人事採用部門を担当し、最終的にはゼネラルマネジャーとして活動した後、オープンハウス、ライフネット生命保険など多様な業界で人事を担当。「組織」「人事」と「心理学」をクロスさせた独特の手法を特徴としている。2011年、「人材研究所」を設立し、代表取締役社長に就任。企業の人事部(採用する側)への指南を行うと同時に、これまで2万人を超える就職希望者の面接を行った経験から、新卒および中途採用の就職活動者(採用される側)への活動指南を各種メディアのコラムなどで展開している。著書に「定着と離職のマネジメント『自ら変わり続ける組織』を実現する人材流動性とは」(ソシム)など。

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