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意外とやりがち? 車に「スマホ」「モバイルバッテリー」放置→熱で発火の恐れ

車の中にモバイルバッテリーやスマホなどを放置すると、熱で製品が破裂したり、発火したりする恐れがあります。

モバイルバッテリーやスマホを車内に放置するリスクは?
モバイルバッテリーやスマホを車内に放置するリスクは?

 夏に車で行楽地に向かう人は多いのではないでしょうか。そんな中、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が、モバイルバッテリーやスマホなどの電子機器を車内に放置しないよう、注意を呼び掛けています。

ダッシュボードの上は要注意

 NITEによると、モバイルバッテリーやスマホ、パソコンなどのリチウムイオンバッテリーを搭載した製品を高温の環境下に置いておくと、熱の影響で「バッテリーが膨張して内部が壊れる」「製品内部の温度が上昇する『熱暴走』が起きる」などの異常が生じ、製品が破裂したり、発火したりする恐れがあるということです。

 2022年10月には、男性が屋外駐車場に車を止めた後、モバイルバッテリーを置いて車を離れたところ、出火事故が発生しました。事故当時は快晴で気温が30度だったことから、高温となった車内にモバイルバッテリーを放置していたことが出火の要因の一つと推定されています。

 NITEは、「炎天下の自動車内は『窓を少し開けておいた』『サンシェードを使った』『日陰に止めた』などの対策をしても、高温になってしまいます。特に直射日光が当たっているダッシュボードの上は、自動車内で最も温度が上がる場所なので、高温下での使用や保管を禁止している製品は放置しないでください」と注意を呼び掛けています。

 車を離れる際は、モバイルバッテリーやスマホなどを置き忘れないように気を付けましょう。

(オトナンサー編集部)

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