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20代女性が駅ホームから転落死、データから考える「歩きスマホ」の危険性

りんかい線天王洲アイル駅で先日、20代女性がホームから転落死した痛ましい事故。報道によると、女性は耳にイヤホンをつけたまま、「歩きスマホ」をしていたといいます。今回は、東京消防庁のデータを基に歩きスマホの危険性について考えます。


ついついやってしまいがちな「歩きスマホ」、そこに潜む危険は大きい

 これまでにも再三、その危険性が指摘されている「歩きスマホ」ですが、また痛ましい事故が発生してしまいました。

 東京・品川のりんかい線天王洲アイル駅で5月13日朝、20代女性がホームから転落し、走ってきた電車にはねられ死亡。報道によると、この女性はスマートフォンの画面を見ながらホームを横断しており、耳にはイヤホンをしていたといいます。

 急いでいる時などについつい、やってしまいがちな「歩きスマホ」ですが、私たちが思っている以上に、危険が潜む行為のようです。

東京消防庁管内では5年間で救急搬送172人

 東京消防庁のまとめによると、2011~2015年の5年間に、歩行中や自転車走行中のスマホ・携帯電話に絡む事故で救急搬送された人は少なくとも172人。2015年は前年比11人増の42人が搬送されているといいます。

 事故の種類は、「ぶつかる」が最多の80人(46.5%)で、以下「転ぶ」48人(27.9%)、「落ちる」39人(22.7%)、「その他」5人(2.9%)。搬送時のけがの程度は、「軽症」が134人(77.9%)と全体の8割近くを占めているものの、「中等症」が34人(19.8%)、「重症・重篤」も4人(2.3%)いました。

 発生場所は「道路・交通施設」が139人(80.8%)で、そのうち、「駅」は39人(22.7%)。今回のケースのように、ホームから線路に転落する事故で救急搬送された人は、2011年3人、2012年1人、2013年4人、2015年5人でした。

 例えば、2015年4月には、通学先から帰宅中の女性(19)がホームで歩きスマホをしていたところ、誤って線路に転落し、腰を負傷。同6月には、同じくホームで歩きスマホをしていた男性(32)が線路に落ちて、胸をけがしています。

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