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冬なのに「扇風機」や「サーキュレーター」が活躍? 開発経緯を担当者に聞く

扇風機やサーキュレーターといえば、「夏に活躍するもの」というイメージがありますが、ヒーター付きで温風を出し、冬も活躍する扇風機やサーキュレーターが増えてきました。開発経緯を取材しました。

冬はヒーターとしても活躍する「HEAT&COOL」HC-T2206(温風の画像はイメージ、スリーアップホームページより)
冬はヒーターとしても活躍する「HEAT&COOL」HC-T2206(温風の画像はイメージ、スリーアップホームページより)

 扇風機やサーキュレーターといえば、「夏に活躍するもの」というイメージがありますが、近年はヒーター付きで温風を出し、冬も活躍する扇風機やサーキュレーターが増えてきました。温風も出せるサーキュレーター「HEAT&COOL」シリーズを展開する「スリーアップ」(大阪市中央区)開発本部の担当者に話を聞きました。

衣類乾燥機能を重視

Q.温風も出るサーキュレーターについて、開発経緯を教えてください。

担当者「近年、生活スタイルや防犯上の理由、また、花粉症など体調面のケアのため、洗濯物を外に干さない(室内干し)需要が増えています。一方、室内干しのデメリットは、外干しと比較したときの乾きにくさです。通気性が悪い室内だと、衣類乾燥に時間がかかるため、『いかにして衣類を早く乾かすことができるサーキュレーターを開発するか』を課題としました。

空気を循環させるサーキュレーターにヒート機能を付与。温風で洗濯物を暖めながら乾燥させる、画期的な衣類乾燥モードの開発により、自然乾燥と比較して乾燥時間を70%短縮させることができました。

日々ご活用いただける衣類乾燥モードはもちろんですが、暑い時期は扇風機として、寒い時期はヒーターとしても使用でき、オールシーズンご使用いただけるサーキュレーターとして開発。2018年に発売しました 」

Q.お客さんの評判はいかがでしょうか。

担当者「『HEAT&COOL』シリーズの中でも、HC-T2206は、ありがたいことに多くのお客さまからご好評いただいており、中でも衣類乾燥の機能が『すぐに衣類が乾き、便利だ』とのお声をいただくことが多いです。

そのほか、特徴である上下左右の『3D首振り』が換気に役立っているというお声や、一年中使用できるので収納する手間がないのがいい、という声もいただいております。

『ボタンが分かりやすいので使いやすい』という声もいただくのですが、当社の製品は見た目のデザインはもちろんのこと、使いやすさという点でのデザイン性にもこだわった製品が多いため、このようなお声をいただくのは大変喜ばしいです」

Q.サーキュレーターや扇風機といえば「夏のもの」というイメージが強いと思うのですが、消費者の認識は変わりつつあるのでしょうか。

担当者「感染症の拡大に伴い、人々の『空気』や『換気』に対する意識は変わりました。『サーキュレーターは暑い時期に使用するもの』という認識から『日々、空気を循環させるために使うもの』へと変化しています。

一年を通して使用機会が増えたことにより、以前はサーキュレーターといえば夏物家電のイメージでしたが、年間を通して売り場で取り扱っている店舗も増えているようです。

暖房が活躍するこれからの季節も、暖かい空気を部屋中に循環させるため、暖房やエアコンとサーキュレーターを併用するのはおすすめです」

Q.温風も出るサーキュレーターは、今後も種類を充実、あるいは販売を強化していく予定でしょうか。

担当者「室内干しの課題や感染症による空気循環の需要など、ユーザーのニーズは変化していくものなので、そのニーズに寄り添った製品を開発・拡大していきたいと思っています。

また、『HEAT&COOL』は“通年使える”サーキュレーターとしての強みがあります。その強みを多くの皆さんに知っていただき、日々の生活でご活用いただけるよう、さらなる市場認知度の拡大と拡販を目指していきたいと思っています」

 同社の温風も出るサーキュレーター「HEAT&COOL」 シリーズは5種類。希望小売価格はコンパクトタイプ (HC-T2209)で1万2800円(税別)などとなっています。

(オトナンサー編集部)

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