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包装紙やショップ袋が捨てられない…気付けば増えている「紙もの」、整理&保管のコツ、収納のプロに聞いた

「ショップの紙袋」整理には“ルール”を

Q.ショップなどの紙袋はどうすればよいですか。

岩佐さん「大・中・小のサイズを『あれば十分な枚数を決めて持つ』のが理想ですが、数を守れる自信がない人は収納用品を用意し、『この収納用品に収まる袋だけを持つ』というルールを決めるとよいでしょう。

どのサイズをよく使うかは家庭によって異なります。使用頻度の多いサイズは多めに、あまり使わないサイズは少なめに持つようにするとよいでしょう。ため癖がある人は日常的に『使う』意識を持ち、循環していきましょう」

Q.紙類を整理・分別するにあたって、意識するとよいことやNG行為はありますか。

岩佐さん「ファイリングは時間をかけて、ゆっくり行っていきましょう。『1日から数日で全てのファイリングを完成させなきゃ!』と思わなくても大丈夫です。一気に手をつけないのもポイントで、あれもこれもと一度にさまざまな書類に手をつけてしまうと、中途半端になることもあります。まずは、先述した、家の紙類の『大分類』を決め、大分類ごとに一つずつ進めていくのがお勧めです。

また、永久的に保管しておきたい重要書類は処分しないよう、特に注意が必要です。整理の際は十分に気を付けながら行ってください」

Q.今、家にある分を一通り整理し終えても、紙類は生活する上で継続して増えていくものだと思います。これから増えていくであろう紙類とストレスなく付き合っていく方法やポイントとは。

岩佐さん「いらない紙類を『捨てる』ことは整理にとって大事な行為ではありますが、今後は極力、紙類を『持ち込まない』意識を持つことで、これまでよりも家に紙類が増えるのを防ぐことができます。

今後ますます、ペーパーレス化が進んでいくと考えられますが、一方で、アナログの紙で持っておくべきものもあるでしょう。紙をスキャンし、デジタルデータに変換して保管したり、明細書は紙ではなくウェブで確認するようにしたり、手軽なスマホアプリを使ったりするなど、アナログとデジタルを賢く使い分けていくことで、家の中はスッキリしていくでしょう」

(オトナンサー編集部)

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岩佐弥生(いわさ・やよい)

整理収納コンサルタント

キッチンショールームでの収納コーディネート、企業の収納コンサルタントなど、幅広く活動中。また、喋(しゃべ)り手ならではの聞きやすく分かりやすい収納セミナーが好評。オリジナル収納ラベルのショップもプロデュースしている。保有資格は、整理収納アドバイザー2級認定講師、整理収納アドバイザー1級、企業内整理収納マネージャー認定講師。iGuild(アイギルド)(https://www.iwasayayoi.com/)。

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