「部屋の照明を小まめに消す」は本当に節電になる? 電気代を抑えるコツとは?
2人暮らしだと30アンペアでは不十分?
Q.2人世帯の人が、契約アンペア数を30アンペアにするか40アンペアにするかで、迷うことがあるようです。30アンペアでは不十分なのでしょうか。
中田さん「家電をあまり使わないのであれば、30アンペアでも問題ありません。反対に、洗濯乾燥機や食器洗い乾燥機などを多用し、また、テレワーク用の部屋があるような広い家に住んでいる場合は、30アンペアでは不十分な場合があります。
アンペア数を見直す際は、冷蔵庫など常に使用している家電のアンペア数を確認するとともに、家電の同時使用台数が最も多い時間帯(夏や冬の朝など)における家電のアンペア数を計算してください。
家電のアンペア数の目安は次の通りです。
【家電のアンペア数】
エアコン(7アンペア)、42型の液晶テレビ(2アンペア)、冷蔵庫(2.5アンペア)、照明(1灯1アンペア)、電気ケトル(10アンペア)、ヘアドライヤー(12アンペア)、電子レンジ(15アンペア)、ドラム式洗濯乾燥機の乾燥時(13アンペア)
例えば、夏の朝にエアコンやテレビ、冷蔵庫、ヘアドライヤー、電子レンジを同時に使う場合、合計で38.5アンペアが必要なので、契約アンペア数は40アンペアか50アンペアにしましょう」
Q.電気の検針票に記載されている「基本料金」「電力量」「燃料費調整」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の内容について、教えてください。
中田さん「東京電力の検針票を基に、次のように説明します。
【基本料金】
電気の使用量にかかわらず、毎月支払わなければならない料金です。別荘のような、たまにしか使用しない場所であっても、毎月支払う必要があります。
金額は契約アンペア数によって変わります。東京電力の場合、30アンペアで858円、40アンペアで1144円、50アンペアだと1430円です。
【電力量】
電気の使用量に応じて支払う料金です。3段階料金制度を採用している電力会社もあれば、単一料金単価制度を採用している電力会社もあります。電気は使用量が多い家庭ほど料金単価も上がる仕組みになっています。『1キロワットアワー当たりの単価×電力使用量』で計算されます。
例えば、東京電力の『従量電灯B』のプランの場合、1キロワットアワー当たりの単価は次の通りです。
最初の120キロワットアワーまで(第1段階料金) 19円88銭
120キロワットアワーを超え、300キロワットアワーまで(第2段階料金) 26円48銭
300キロワットアワーを超過(第3段階料金) 30円57銭
標準世帯の月の電力使用量は260キロワットアワーと言われていますが、この場合、『120キロワットアワー×19.88円(1段階料金の単価)+140キロワットアワー×26.48円(2段階料金の単価)』で計算されます。
【燃料費調整】
電気をつくるために必要な火力発電に使う燃料(原油、液化天然ガス、石炭)の価格に応じて請求する料金です。3カ月前の3カ月間の平均額から算出され、例えば、6月の電気料金には、1月から3月の平均額が反映されます。日本は燃料の多くを輸入に頼っているため、料金は世界情勢などによって大きく変動します。
【再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ発電賦課金)】
電力会社が、再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力など)で発電された電気の買い取りに必要な費用を賄うために、2014年から国民の電気料金に上乗せする形で請求している料金です。
毎年5月から1年間の買い取り単価が決められ、2022年は1キロワットアワー当たり3.45円となっています。月の電力使用量が260キロワットアワーの場合、年間1万764円を支払うことになります。ちなみに、2014年の開始時点での買い取り単価は0.75円(月の電力使用量が260キロワットアワーの場合、年間2340円)でした」
(オトナンサー編集部)


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