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親は「きょうだいげんか」の仲裁をすべきか? すべきでないか?

「親の仲裁不要」論も

 コロナ禍による自粛期間中、きょうだいげんかが増え、Cさん(36歳女性)は思い詰めていました。

「『どうしてうちの子はこんなにけんかばかりするのだろう…』と。自粛のストレスがあったとはいえ、けんかをし過ぎなのではないかと心配でした。子どものけんかが起きるたびに仲裁して…とやっているうちに、精神的に参ってしまったのです。なんとかしなければと思い、きょうだいげんかについての本やネットの記事などを読みあさりました」(Cさん)

 そこでCさんは、具体的なきょうだいげんかの対処法や、心構えを学んだそうです。

「これまでは、きょうだいげんかが始まると戸惑いながらも臨機応変に仲裁していたのですが、いろいろ調べて得た結論は、『きょうだいげんかは、子どもの成長に必要なコミュニケーション』であり、『そもそも仲裁する必要がない』ということでした。これらを知ることができただけでも、かなり気持ちが楽になりました」

 きょうだいげんかは、何か重大な原因があって起きていることもあり、その場合は原因の根本的な解決が求められますが、ほとんどの場合は、ささいなきっかけから起こります。親がその都度大きく反応してしまうと、親自身が疲れるので、ほどほどに距離を置き、成長を見守るつもりで対応することが大切だそうです。

 子どものきょうだいげんかに悩む人は、他の親たちのアプローチの中に、自分に合った解決法や対処法が見つけられるかもしれません。本やネット記事を読むのもいいですし、先輩ママやパパのやり方を聞いてみるのも手です。

 きょうだいげんかは子どもの成長に欠かせませんが、それに接する親も一緒に成長させてくれる機会でもあるようです。

(フリーライター 武藤弘樹)

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武藤弘樹(むとう・こうき)

フリーライター

早稲田大学第一文学部卒。広告代理店社員、トラック運転手、築地市場内の魚介類卸売店勤務などさまざまな職歴を重ね、現在はライターとミュージシャンとして活動。1児の父で、溺愛しすぎている飼い猫とは、ほぼ共依存の関係にあるが本来は犬派。趣味はゲームと人間観察。

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