結婚前から3股、妊娠中も…それでも、55歳女性が夫を許し続けられる理由
自分が幸せと思えるか
みどりさんと由岐さん、2人の夫たちはあまりにも違います。決定的な差は何でしょうか。みどりさんの夫は妻を尊重し、幸せな家庭を築きたいと努力しています。その姿を彼女も認め、幸せを感じています。みどりさんの仕事を応援し、かわいい子どもと自分を愛していると言ってくれる夫に満足しているのです。
対して、由岐さんの夫は浮気が見つかっても怒らない妻を見て、自分勝手な行動を繰り返し、妻と分かり合おうとする態度がありませんでした。私は由岐さんからしか話を聞いていないので夫側の真意は分かりませんが、離婚した妻の口から出るのは罵詈(ばり)雑言ばかり。由岐さんが結婚生活に幸せを見いだせず、満足していなかった証拠です。
パートナーの浮気発覚時に見極めなければならないのは、自分自身が幸せと思える日々を過ごせているかどうかです。「第三者から見てどうか」なんて全く関係ありません。夫婦の常識は夫婦で決めることだから。
川崎希さんは夫について、「浮気をしても自分の容姿は褒めてくれるし、レディーファーストだし、理不尽なことを言っても許してくれる」と、よい点を言葉にしています。浮気への怒りを封じ込める威力を持つ「“理想の夫”要因」がいくつもあるということです。
そして、「ホテルに行く前にデートされるのは嫌だ」という浮気の線引きが明確にできています。恋愛モードにならず、ホテルで過ごすだけならOKという川崎さんならではの線引きがあり、アレクさんはそれを理解している。バレたときには「やっぱり君が一番」と妻をたたえる。そして、妻は「数多くの女と比較されても私が頂点にいる」という優越感を味わう――。お二人にとって浮気はもはや、夫婦仲を新鮮にキープするためのイベント的な役割なのかもしれません。
以前、“性愛の巨匠陣”である山本晋也監督、溜池ゴロー監督とそれぞれ対談したとき、お二人とも「嫉妬は最高のセックスレス防止」ということを話されていました。川崎さん夫妻の関係性はルールのある浮気で嫉妬心を引き出し、愛を活性化していると受け取ることができます。浮気相手の女性には失礼極まりないことですが…。
夫の浮気で「サレ妻になるのは絶対許せない!」と憤慨せず、「いや、待て。これをきっかけに私たち、一皮むけるかも」と考えてみる方法です。ただし、夫がアレクさんのように日頃から、妻を心地よくさせておかないと意味はありません。浮気夫を許すか、制裁するか。今回の話が、いざというときの参考になればと思います。
(「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美)

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