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子どもが冷凍庫の電源を切ってカフェオレが溶けた? 決定的証拠はなく…母親は責任を問われるのか

同じことが自分に起きたらどうする?

 この母親は「保険が適用されるかもしれないのでカメラの映像を提示してください」と店側に迫りましたが、こうした状況ではどのように振る舞うのが最善なのでしょうか。

「今回のような不法行為の立証は、損害賠償請求をする側に課されているので、相手方は証拠を握っているはずです。真偽について確信がない場合に証拠提示を求めることは、適切な対応と言えるでしょう。個人賠償責任保険が使える可能性があるのであればなおさらのこと。その上で、納得できる証拠が出てこなければ請求を拒否し、出てきた場合は店側の過失も持ち出しつつ、店と賠償額などを協議するのがよいと思います。フランチャイズの場合、店の対応に問題があれば本部のお客様相談室などに相談することも考えられるでしょう」

(オトナンサー編集部)

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鹿野智之(かの・ともゆき)

弁護士

1975年生まれ。第一東京弁護士会所属。中央大学法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科(民事法専攻)修士課程修了。IT・通信メディアの企業で法務を専任。在職中、法科大学院(夜間)を経て司法試験合格。外井法律事務所。IT企業の法務出身という経歴を生かし、経営目線で事業の円滑な推進を心がけながら、企業のリーガルサポートを幅広く行う。事務所の強みである労働事件をはじめ、相続問題等にも積極的に取り組んでいる。得意分野は、企業法務(IT法務、労働事件、規約・契約書作成、新規事業立ち上げ支援、コンプライアンス等)。最近は、特に中小・ベンチャー企業の支援に力を入れている。「月刊 人事労務実務のQ&A」(日本労務研究会)に執筆中。

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