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無意味じゃないの…? トイレの「フタ」にはどんな役割があるのか

洋式トイレについているフタをあなたは普段、閉めていますか、開けたままですか。一見無意味なように見えるフタですが、取材をすると、意外にも多くの役割があることが判明しました。

開けたままにすることも多いトイレのフタだが…

 あなたは普段、洋式トイレで用を足した後にフタを閉めていますか、それとも開けたままでしょうか。その役割は必ずしも明確ではないため「閉めても無意味だ」と開けっ放しにしている人も多いかもしれません。

 しかし、一般社団法人日本トイレ協会の佐竹明雄さんに取材すると、フタには意外にも多くの役割があることがわかりました。

欧米では「腰掛ける」ためにある

 佐竹さんによると、そもそも洋式トイレにフタがあるのは以下の理由からです。

「欧米では、ホテルの部屋や個人の家にあるトイレのことを『バスルーム』と呼びますが、これはほとんどの家でトイレとお風呂が一緒になっているからです。欧米人にとってのトイレは、用を足すものであると同時に身支度をする場所。便器のフタを閉めてそこに腰掛け、化粧をしたり、髪型や服装を整えたり、靴紐を結んだりするのに使用しています」(佐竹さん)

 ただし、日本のトイレはフタに腰掛ける前提で設計されていないため、座ると破損する可能性があるそうです。

 それでは、トイレのフタには何らかの役割があるのでしょうか。

 佐竹さんによると、トイレの水を流すと、霧のような細かい水しぶきが飛散しますが、ここにノロウイルスなどの飛沫感染しやすい菌がいると、個室内の空気を介して感染を引き起こす恐れがあります。「水を流す前にフタを閉めることで、空気中に漂う雑菌の数を減らすことができます」。

 また、多くの温水洗浄便座についている脱臭機能は使用後も一定時間作動するため、フタを閉めることでスピーディーに消臭されるそうです。

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