湯豆腐にサラシア…牛丼3社の「糖質オフ」メニューが持つ魅力とは
サラシアの効果には疑問も
これらの商品について、関口さんは以下のようにコメントしています。
・さっぱり塩ダレおろし湯豆腐
「ご飯の代わりに豆腐を使うことで、糖質を大きく減らすことができます。また、大豆の栄養であるタンパク質、ビタミン、ミネラル、サポニン、大豆レシチンなどがプラスされ、栄養バランスもアップします。ダイエット食としてオススメです」
・ロカボ牛麺、ロカボ牛ビビン麺
「糖質を大きく減らせるほか、食物繊維が豊富なため、腸の働きを増進させて腸内細菌層を改善することで、免疫力の向上などにも役立ちます。また、食物繊維と一緒に摂ることで余分な脂質の吸収を防ぐことができ、ダイエット効果抜群です。副菜をプラスすれば、栄養バランスが高まります」
・サラシア入り牛丼の具
「サラシアには、糖質を分解する酵素の働きを阻害し、吸収を穏やかにするメカニズムがあります。通常、食事の直前に酵素の働きを阻害することで効果を発揮するため、ご飯と一緒に摂取した場合、どれだけ効果があるかは疑問です。また、サラシアはおなかが緩くなることがあるため、合わない体質の人もいるかもしれません。1食当たり500~600円という価格を考えれば、サプリメントのほうがコスパがよいのでは」
また、関口さんはロカボについて、一過性のブームではなく、ガンや肥満、糖尿病などの生活習慣病の予防にとって重要な食事法であると指摘します。「どこでも手軽に食べられる身近な外食チェーンにこうしたトレンドが派生することは、健康意識の向上などにとって非常に意義のある取り組みです。今後ますます増えていってほしいですね」。
(オトナンサー編集部)
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