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船戸結愛ちゃん虐待死2年 幼い命をなぜ救えなかったのか、西沢哲教授に聞く

「やり直せる社会」を

Q.この事件から、私たちが学ぶ教訓があるとすれば、どのようなことでしょうか。

西沢さん「日本の社会って、やり直しがきかないじゃないですか。新卒一括採用で人生を決めて、決められて、こうなんだと。そこからドロップアウトしたらやり直せない、ということが多い。

そうすると、自分の人生が見つからない人がたくさんいる気がするんです。そのときに抱える無力感とか絶望感が、子どもへの虐待だったり、DVの問題だったりにつながっていると思います。人生何回でもやり直せるよという社会であれば、それは減らせる気がします。

私は日本で5年間仕事をしてから、アメリカの大学院に行きました。28歳で州立大学の大学院に入ったんですが、クラスの中で私が一番若かったんです。みんないろんな仕事をしてみて、もう一度カウンセリングを学ぼうという人たち。最高齢は60歳くらいでした。

アメリカは高校の中退率が高いんですが、高校を中退しても大学に行く道が開かれています。社会人教育の場があって、いい成績を収めれば大学に編入できる。やり直しができて、大学院に行くと専門職の道が開ける。そういう社会は、日本から見たらうらやましいですよね。

雄大さんみたいな、自分の人生はこれでよかったのかとか、本当の自分の人生はこうじゃなかったんじゃないかと思っている人たちって、すごく多いんじゃないかと思います。そういう人たちに『もう一度やり直しましょう』って言える社会になれば、DV被害とか虐待も減っていく、あるいは増加を抑えられるんじゃないかと思います」

(オトナンサー編集部)

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西沢哲(にしざわ・さとる)

山梨県立大学人間福祉学部教授

1957年、神戸市生まれ。サンフランシスコ州立大学大学院教育学部カウンセリング学科修了。大阪大学大学院人間科学研究科助教授などを経て、現職。虐待などでトラウマを受けた子どもの心理臨床活動を行っている。著書に「子どものトラウマ」「子ども虐待」(ともに、講談社現代新書)、「トラウマの臨床心理学」(金剛出版)など。

コメント

1件のコメント

  1. 結愛ちゃんの死、心愛ちゃんの死には国の対策の大きな間違いで過ちである事実をまず国全体的に自覚する事だと私は思います。私は今も幼い4姉妹で泣き叫びを、家庭内暴力の親から助けたくて必死になって頑張ってきた者で私は伝えたい叫びは、虐待防止の義務者責任者である警察署と児童相談所と、DV避難所シェルターの職員達の認識不足の問題もですが、一番恐ろしい問題は、警察署も児童相談所もDVシェルターも自治体も、行政も政治家達も皆同じく勘違いして、被虐待児の権利より意思より親権者という虐待親を認めている恐ろしい事態にあり得ない対策と対応を私は直接体験して守れた助かるはずの、かけがえのない愛する4姉妹の悲鳴の叫びは、認めて貰えないで、無視されたと言うのが正しいと思いますが、結局このような国の法律の誤ちに、警察署と児童相談所とシェルターの職員達は、通報した家庭内暴力の加害者を親権者の権限だけを認めて、法律には被虐待児より親権者の意思を尊重する事だからと言い、家庭内暴力の実の親が4姉妹を連れ去る事件始末して、私と夫は親権者ではなくても血縁はなくても、4姉妹の意思は一番必要として私達夫婦の側に居たい強い意思があり泣き叫んでも、私達夫婦も4姉妹を引き取って安全に守って生きたい4姉妹と共の切なる願いは叶うこともなく逆に虐待とDVの家庭内暴力の実の親に引き渡して私達夫婦がわからない所に連れ去る事件結果にした警察署は私達夫婦の訴えの答えには法律の親権者の意思尊重だけを主張し法律を守る義務の職員だからと堂々と言ったのです。今もかけがえのない愛する4姉妹の安否も知らないまま、政治家に行政に事件管理する現場で起きた真実を訴えて4年が過ぎても私達夫婦と4姉妹はお互いに安否も知らないで、逢いたくても会える権限も認めない残酷な法律の問題が一番深刻な問題であることを、間違っている法律のせいで、虐待親から助けたくても助けられない私達夫婦のような者も存在していることを分かって貰えたくても、私達夫婦が訴えてきた数十人の虐待防止関係者達には見ぬふりして私達夫婦のような存在を知らない世の中である真実をこの場を借りて伝えたいと思います。最後にお願いがあります。私のメールには通信ができないので、できることならば電話番号に連絡をお願いしたいと思いますが、こちらに電話番号を書けないので、もし私達夫婦が今も背負っている4姉妹の涙の叫びの真実を聞きたいときには連絡ができる方法を教えてくださいますようにお願い致します。