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日本酒には「賞味期限」がない! おいしく飲める期間は?

ビールやワインは熟成に向くのか

 齊木さんによると、日本酒店の中には、蔵から出荷された状態を維持するのではなく、独自の温度管理と保管方法で、「うまい」と感じる状態まで日本酒を寝かせる、こだわりのお店もあります。10~15年貯蔵した「熟成酒」を販売する蔵元もあるほどだとか。

「鎌倉時代から明治初期まで、日本酒のビンテージ『古酒』は珍重され、高級酒として宮中のお祝い事にも用いられてきました。熟成酒をたしなみながら、かつての日本酒文化に思いを馳せるのも粋かもしれませんね」

 ちなみに、ビールやワインも熟成させることで味が良くなるのでしょうか。

「ビールやワインも、熟成によって味わいが良くなることはありますが、すべてが熟成に向いているわけではありません」

 ビールの場合、酵母を残して瓶詰めされたものは、熟成によって味が良くなりますが、一般に市販されているビールは、工場で酵母を取り除いてから出荷されるため、熟成には向かず、むしろ、時間の経過とともに味が落ちていくそうです。

 ワインも、時間の経過とともに、味わいや色合い、香りが変化し、おいしく熟しますが、それは良質なビンテージの赤ワインなどに限られ、デイリーワインやテーブルワイン、ボジョレヌーボーなど早飲みに向いているワインは、一般に時間の経過とともに味が落ちてしまいます。

「熟成を楽しみたい場合は、熟成に向いているかどうか、保管で気をつけるべきことは何かなどを、お店の人に確認してみましょう」

(オトナンサー編集部)

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齊木由香(さいき・ゆか)

日本礼法教授、和文化研究家、着付師

旧酒蔵家出身で、幼少期から「新年のあいさつ」などの年間行事で和装を着用し、着物に親しむ。大妻女子大学で着物を生地から製作するなど、日本文化における衣食住について研究。2002年に芸能プロダクションによる約4000人のオーディションを勝ち抜き、テレビドラマやCM、映画などに多数出演。ドラマで和装を着用した経験を生かし“魅せる着物”を提案する。保有資格は「民族衣装文化普及協会認定着物着付師範」「日本礼法教授」「食生活アドバイザー」「秘書検定1級」「英語検定2級」など。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yukasaiki)。

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