日本酒には「賞味期限」がない! おいしく飲める期間は?
ビールやワインは熟成に向くのか
齊木さんによると、日本酒店の中には、蔵から出荷された状態を維持するのではなく、独自の温度管理と保管方法で、「うまい」と感じる状態まで日本酒を寝かせる、こだわりのお店もあります。10~15年貯蔵した「熟成酒」を販売する蔵元もあるほどだとか。
「鎌倉時代から明治初期まで、日本酒のビンテージ『古酒』は珍重され、高級酒として宮中のお祝い事にも用いられてきました。熟成酒をたしなみながら、かつての日本酒文化に思いを馳せるのも粋かもしれませんね」
ちなみに、ビールやワインも熟成させることで味が良くなるのでしょうか。
「ビールやワインも、熟成によって味わいが良くなることはありますが、すべてが熟成に向いているわけではありません」
ビールの場合、酵母を残して瓶詰めされたものは、熟成によって味が良くなりますが、一般に市販されているビールは、工場で酵母を取り除いてから出荷されるため、熟成には向かず、むしろ、時間の経過とともに味が落ちていくそうです。
ワインも、時間の経過とともに、味わいや色合い、香りが変化し、おいしく熟しますが、それは良質なビンテージの赤ワインなどに限られ、デイリーワインやテーブルワイン、ボジョレヌーボーなど早飲みに向いているワインは、一般に時間の経過とともに味が落ちてしまいます。
「熟成を楽しみたい場合は、熟成に向いているかどうか、保管で気をつけるべきことは何かなどを、お店の人に確認してみましょう」
(オトナンサー編集部)

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