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かまぼこはなぜ「木の板」にのっているのか

おつまみやおかずとして親しまれている「かまぼこ」ですが、ほとんどの場合、木の板にのせられているのはなぜでしょうか。業界団体に聞きました。

日々のおつまみやおかずに欠かせない「かまぼこ」

 お酒のおつまみや、お弁当のおかずとしても重宝する「かまぼこ」。スーパーなどではよく「木の板」にのった状態で販売されていますが、そこには興味深い理由がありました。全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会に聞きました。

板には、すり身を支える役割がある

 同会担当者によると、かまぼこの板に木材を使用するのは、かまぼこを蒸したり焼いたりする際に、すり身が板にのっていても、木材であれば板面からも熱が通るため、均一に加熱されるからだそうです。

 たとえば、木材ではなく樹脂板を使用した場合、板面からの熱の通りが悪くなり、均一な加熱が難しくなるほか、高温で樹脂板が変形するなどの問題があります。

 そもそも、かまぼこを板にのせるのは、粘り気のあるすり身を支えて形を整えやすくしたり、加熱時に「支え」の役割を果たしたりするため。板に木材を使うことで、前述のほかに、「加熱・冷却後にかまぼこが出す水分を吸収して保存性を高める」「木の香りによって魚臭を抑える」などの効果があるといいます。

 担当者によると、かまぼこの板はすでに室町時代後期には登場していますが、当時は、羽子板を縦に真っ二つに割ったような形をした、取っ手付きのものでした。その後、蒸し技術が向上した江戸時代、一度にたくさん並べられるようにと、現在のような取っ手なしの空板に変わったとされています。

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