イケメンに勝てる!? 笑いを生むコツは「雰囲気作り」にあった
笑いのスキルは、面白いことを話すだけでなく「笑ってもらう雰囲気」を作ることです。その雰囲気作りに欠かせないのが、明るい表情とあいさつ、声のトーンだと「笑いのプロ」は指摘しています。
「相手を笑わせるスキルがあれば、イケメンに勝てますよ」
企業を対象に笑いを使った研修セミナーを手掛ける「笑伝塾」の塾長、殿村政明さんはそう話します。笑いのスキルがあれば、イケメンに勝てる…本当でしょうか。殿村さんは続けます。
相手に「笑ってもらう雰囲気」を作ろう
「笑いのスキルとは、相手に対して面白いことや、気の利いたことを話すだけではありません。相手に『笑ってもらう雰囲気』を作ることなんです。相手をリラックスさせつつ、自分もオープンマインドで臨むのです」
その雰囲気作りに欠かせないのは、明るい「表情・あいさつ・声のトーン」です。
「暗い表情で相手を笑わそうと思っても、警戒されますよね。だいたい、自分が『5』の力を出しているつもりでも、相手には『1~2』くらいしか伝わっていないものなんです。だから、オーバー気味くらいがちょうどいい」
殿村さんのセミナーでは、2人1組でロールプレーを行うコーナーがあります。一人が自己紹介して、もう一人がそれに対して「ノーリアクション」「オーバーリアクション」の2種類で反応します。ノーリアクションの場合は、自己紹介した側から決まって「話すのを止めたくなり、寂しい気持ちにもなった」との声が聞かれるそう。逆にオーバーリアクションだと場の雰囲気が明るくなり、自己紹介の内容も自然に長くなります。
「明るい表情・あいさつ・声のトーンをなめてはいけません。ボケーッとしてても人が寄ってくるのは、スターとパンダだけです(笑)」
コメント