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イケメンに勝てる!? 笑いを生むコツは「雰囲気作り」にあった

苦手な人ほど“伸びしろ”がある

 コミュニケーションが苦手そうな人ほど、伸びしろがあるそうです。

「要は、自分の方から先に壁を崩せるかどうかなんです。相手が壁を崩すのを待っていてはいけません。相手も自分と同じように緊張しているわけですから、こちらからフレンドリーに行こうという気持ちが必要。いきなり100点を狙う必要はありません。10点を10回積み上げればいいのです。その結果80点になっていればすごくないですか」

 殿村さんは、あるセミナーの元生徒を思い出すといいます。それは、かつてある銀行の行員に向けてセミナーを行った時のこと。その生徒の年齢は20代後半、窓口業務担当の女性でした。彼女はセミナーの初回で殿村さんにこう言ったといいます。「私は感情を表に出して話す人が苦手なんです。話すならロジカルに話してもらわないと。殿村さんが話しているのは精神論ばかりですよ」。

 しかし、彼女は計5回の研修後、態度が見違えるほどに変化したといいます。彼女はカリキュラム終了後、殿村さんにこう話しました。「コミュニケーションは向いている人がやればいいと思っていましたが、今は向いている、向いていないではなく、やるかやらないかなんだと分かりました」。

 カリキュラムは雑談術から漫才にまで及びます。「漫才は、相手の言葉をしっかり拾わないとツッコミができません。いわば、最も研ぎ澄まされたコミュニケーションなんですよ」。

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殿村政明(とのむら・まさあき)

笑伝塾塾長、株式会社ヒューマンコメディックス代表取締役

兵庫県明石市出身。1987年に19歳でオール阪神巨人に弟子入り。その後、笑いを極めるべく吉本総合芸能学院「NSC11期生」に入学。「心斎橋2丁目劇場」で5週勝ち抜き、吉本興業の所属タレントに。1997年に引退後、ハウスメーカーの営業マンになり、笑いを交えたトークを武器に3カ月間で全社営業トップに上り詰める。その後、数社を起業。2007年、会社を経営する傍ら、コミュニケーションスキルアップを目的とする研修会社、株式会社ヒューマンコメディックスを設立、法人向け研修事業を開始。日本全国に「笑いのコミュニケーション」を広めるべく活動中。2015年、オフィスを東京・三軒茶屋から、海と山の自然に囲まれた鎌倉に移転。現在に至る(http://www.human-cx.co.jp/)。

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