成功者が実践する秘訣とは? スキマを持ち、「呪い」の真実を知る?
近著に「成功する人が磨き上げている超直感力」がある社会心理学者、八木龍平さんに、ビジネスに役立つ直観力について聞きました。

30歳からググッと伸びる人たちが“ひそかに”やっていることがあります。古今東西の成功者は皆「見えない声」を味方にしていました。世の中には、自分が思っている以上に、うまく事を運んでくれる秘訣(ひけつ)があるようです。
今回は八木龍平さん(博士、社会心理学者)に、ビジネスに役立つ直観力について伺います。27万部のベストセラー「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」(サンマーク出版)のほか、近著に「成功する人が磨き上げている超直感力」(KADOKAWA)があります。
仕事で成功したいならスキマを持つ
良い意味で変化したい、すてきな未来を創造したいなら、余裕が大切です。余裕とは、心の余裕、スケジュールの余白、ヒマな時間などが当てはまります。思考でいっぱいの頭、悩みでいっぱいの心、 疲労でいっぱいの体、予定でいっぱい時間では、新しいものが入り込む余裕がありません。余裕のことを、八木さんは「スキマ」と呼んでいます。
「スキマにこそ新しい知恵が入ってくるものです。これを『スキマの法則』と呼んでいます。『今、お金がない?』→幸いです。『今、仕事がない?』→幸いです。『今、友達がいない?』→幸いです。『今、結婚していない? 恋人がいない?』→幸いです。『要するに今ヒマなの?』→幸いです。あってもとらわれないことが大切です」(八木さん)
また、ポジティブでもネガティブでもなく、フラットな態度でいること。「起こることにいちいち反応しない」「振り回されない」ことも大切だと、八木さんは指摘します。
「現代人は、手帳がたくさんの『予定』でいっぱいなことをよしとする人が多いですね。すると、突然の魅力的なお誘いがあっても、『ああ、その日は』と断ることに。これまでオーケーしていた他人からのお誘い、3回に1回はお断りしましょう。『え? どうしても手帳の空白が気になる?』、そういう人は『余白時間』と手帳に書き込んでください」
「白紙の時間をゆったり過ごす中で、自分が何を思い、どう感じるのか。どのような行動を取るのか。心の動きや衝動をじっくり観察するのです。スキマがあるから新しいものが入ってくる。余白時間をつくることで直感が働く余裕も生まれ、新しい流れが生まれてくるでしょう」
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