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肌荒れ心配と懸念も…子どもに「スキンケア」は必要? 製品を使ってよい時期は?

スキンケア製品を選ぶポイントは?

Q.「赤ちゃんや子どもの肌にも使える」とうたうスキンケア製品も多くありますが、大人用の製品とは何が違うのでしょうか。

佐藤さん「赤ちゃんや子どもは肌が弱いため、メーカーはアレルギーやかぶれを起こしにくい配慮をしています。基本的には、刺激が強い成分は使用していません。『防腐剤や香料、合成着色料を使用していない』『合成界面活性剤の配合成分が少ない』などです。また、皮膚刺激テストやアレルギーテストが行われているものも多いです」

Q.親が子どもの肌質を見極めるためのポイントは。

佐藤さん「基本的に大人の肌質と同様、顔全体がテカっていたら『脂性肌』、カサカサしていたら『乾燥肌』、TゾーンがテカっていてUゾーンがカサカサしていたら『混合肌』と、ざっくりとした見極めは可能です。ただ、成長とともに肌の状態が変化していくため、現時点での肌質が大人になっても持続するかどうかは分かりません。幼児から小学生くらいまでは皮脂分泌量が減少するので、基本的には乾燥肌です。一方、思春期には皮脂分泌量が多くなり、脂性肌になりやすいです」

Q.幼少期からスキンケアを開始・継続することによって、肌質などに何らかの影響を及ぼす可能性はあるのでしょうか。

佐藤さん「新生児期より全身の保湿ケアをすることで、アトピー性皮膚炎の発症リスクが低下するという研究結果があります。3歳までは、皮脂分泌機能やバリア―機能が未発達なため、適切なスキンケアがされていないと、将来トラブルを起こしやすい肌になるともいわれています」

Q.子どものスキンケア製品を選ぶとき、チェックすべきポイントは。

佐藤さん「パラベン(防腐剤)、合成界面活性剤、合成着色料、香料など添加物の確認をしましょう。また、低刺激や弱酸性のもの、アレルギーテストや皮膚刺激テストを行っているものを選ぶとよいでしょう」

Q.スキンケアに興味を持ち、化粧水などを欲しがるようになった子どもを持つ親が意識すべきことは何でしょうか。

佐藤さん「スキンケアに興味を持つことは、肌の健康を保つ上で好ましいことだと思います。しかし、子どもが大人用の製品を大人と同じ使い方をすると、かぶれたりアレルギーなどのトラブルを起こしたりする可能性も高まるので、肌に合った低刺激の製品から使用させるのがよいでしょう。

肌の健康を保つ目的だけなら積極的に使用すべきですが、例えば美白、しわやたるみの改善など見た目をよくする目的で配合された成分や香料、着色料などが添加されている製品などは刺激も強いため、使用自体を控えるか、注意して使うべきでしょう」

(オトナンサー編集部)

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佐藤卓士(さとう・たかし)

医師(皮膚科・形成外科)・医学博士

アヴェニュー表参道クリニック院長。京都大学農学部卒業。九州大学医学部卒業。岡山大学医学部、杏林大学医学部、都立大塚病院形成外科にて研鑽(けんさん)を積み、現在に至る。日本形成外科学会認定専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医。日本形成外科学会、日本皮膚科学会、日本美容外科学会、日本レーザー医学会、日本手外科学会、日本創傷外科学会所属。アヴェニュー表参道クリニック(https://www.a6-clinic.com)。

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