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静電気の原因? 髪の自然乾燥、明確な“NG理由”とは? 潤いを保つ“ドライヤー術”をヘアメイクアップアーティストに聞いた

乾燥が強くなる時期は髪がパサついて静電気を引き起こし、ダメージの原因にもなったりします。そこで、正しい髪の乾かし方などについて、ヘアメイクアップアーティストに聞きました。

髪の自然乾燥が“NG理由”とは…
髪の自然乾燥が“NG理由”とは…

 秋から冬にかけて空気が乾燥すると、髪がパサついて静電気を引き起こし、それがダメージの原因にもなります。髪の毛を乾燥から守るために、水分量を保持しながら乾かす方法はあるのでしょうか。乾燥が与える髪の毛へのダメージや、正しいドライヤーの手順について、ヘアメイクアップアーティストの二神健一さんに伺いました。

ショートヘアの人は5分以内、ロングヘアの人は20分以内に乾かす

Q.冬のような時期に髪の毛がパサついたり、広がったりするのはなぜなのでしょうか?

二神さん「髪の毛が乾燥するとキューティクルが浮いたり、めくれたりすることでパサつきが生じます。さらに、状態が悪化してキューティクルが剥がれると、髪内部の水分が保持できず『枝毛』や『裂き毛(さきげ)』が発生し、髪が広がります。

髪の乾燥を防ぐためには、濡れた髪を放置せず、ヘアミルクなどで保湿した上で、適切な風量・温度のドライヤーをあてることが重要です。頭皮の熱で、根元の毛はすぐに乾いてしまうため、ショートヘアは5分以内、ロングヘアでも20分以内に乾かすようにしましょう。キューティクルは頭皮から毛先に向けて広がる傾向にあるので、頭頂から毛流れに沿って、広がりを抑えるイメージで風を当てることが、まとまった髪をつくるポイントです」

Q.自然乾燥がNGな理由を教えてください。

二神さん「髪の毛は『ケラチン』と呼ばれるタンパク質でできているため、イオン結合で形が変わるようになっています。水に濡れると、髪の毛は『軟化』という柔らかくデリケートな状態になるので、自然乾燥で生乾きの部分があるまま寝たりすると、寝具などの摩擦で簡単に折れてしまい、パサつきやゴワつきを引き起こします。

また、自然乾燥ではキューティクルを閉じる工程を飛ばすことになるので、時間経過とともに髪内部の『メデュラ』とよばれる部分の水分が蒸発してしまうため、内部の乾燥を悪化させる原因になります。

濡れた髪は、ドライヤーを用いて髪の内部まで乾かして『軟化』を抑えつつ、キューティクルを閉じるように乾かすことでさらなる乾燥を抑えることが大切です」

Q.家でもできる、髪の毛の潤いを保つドライヤー術を教えてください。

二神さん「根元が生乾きだと頭皮が炎症を起こして、さまざまな頭皮のトラブルを引き起こすリスクがあるため、ドライヤーは頭皮付近の髪の毛から行うことが鉄則です。中間から毛先は、最近流行のカットの技法やカラー、パーマなどの影響で傷んでいる可能性が高いため、ヘアミルクやドライヤーの熱に強い水溶性のヘアオイルなど、熱に対応しているヘアオイルを付けて水分が過剰に蒸発することを防ぎましょう。

『軟化』した髪の毛はドライヤーでしっかり乾かすことが大切ですが、乾かしすぎるのもNGです。適切なタイミングでやめるのが一番よいのですが、判断が難しい場合は、(1)いつも通り全体を乾かす。(2)ブラシを通す。(3)最後に冷風を当てるの順で行うのがおすすめです。

最後に冷風を当てることで、キューティクルを閉めて髪内部の乾燥を防ぐことができますし、空気中の水蒸気が髪の毛と合わさることで、髪の毛に再び水分を含ませることができます。乾燥が気になる時や、家を出る前に追加で保湿ケアを行いたい場合は、髪全体を水で軽く濡らし、ヘアオイルをつけて乾かすとツヤっとした質感を出すことができますよ」

(オトナンサー編集部)

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二神健一(ふたがみ・けんいち)

ヘアーメーキャップアーティスト

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