歌、ラジオ、吹き替え…無双状態に入った菅田将暉は「令和」のアイコンとなるか
「平成のキムタク」から「令和の菅田」へ
自らのラジオ番組でしゃべるときや、テレビ・雑誌などのインタビューを受けるときの菅田さんは、自らの思いを率直に発信しています。日頃、俳優として決められたセリフを発していることもあって、本人は言葉の一つ一つに力を込めますし、聴く側も印象深いものとなるのでしょう。
菅田さんは、音楽、ファッションなどに対するスタンスも自然体であり、センスの良さ以前に、心から楽しもうとしている姿で若年層の心をつかみ、カリスマになりつつあります。その意味で、令和における菅田さんは、「身につけた商品が売れる」というブームを何度も作り、平成のアイコンだった木村拓哉さんのような存在になる可能性を秘めているのではないでしょうか。
最後に、菅田さんの所属事務所「トップコート」は、松坂桃李さん、中村倫也さん、木村佳乃さん、杏さん、佐々木希さんら主演級に加え、新田真剣佑さん、萩原利久さん、杉野遥亮さん、趣里さんら売り出し中の若手も多く、「チャンスがさらなるチャンスを生む」という好循環が続いています。
自らの能力と実績に加えて、所属事務所のバックアップも期待できる菅田さんは、令和でどんな存在になっていくのでしょうか。私たちの想像を超える大スターになっても驚きはありません。
(コラムニスト、テレビ解説者 木村隆志)
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