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「平成」から学ぶブランディングのコツ ポイントは使用頻度と情報発信?

使用頻度を高めるために情報発信すべき

「理由の2つ目は、長期間にわたって、たくさんの人に数えきれないほど、使われてきたことです。言葉は使われるほどに世の中に浸透し、認知度が上がり、その認知度が世間からの信頼となってブランドが築かれていくものだからです。『平成』という言葉の使用頻度を考えてみてください。尋常ではないレベルで使われていると思いませんか」

 例えば、朝の情報番組のオープニングにおける「平成○年○月○日。『△△ニュース』、スタートです!」というあいさつ。会社では、書類を作るたびに「平成○年○月○日」という日付を書かされ、領収書をもらえば、「平成○年○月○日」という文字を目にすることになります。これだけ使えば、浸透してくることは当然ともいえます。

「元号は特殊な使い方をする言葉です。わざわざ、政府が『使ってください』と言わなくても使わざるを得ないものですから。しかし、商標は違います。何もしなければ誰も使ってくれません。だからこそ、まずは自分たちで使って、世の中に周知していく必要があるのです。会社のホームページ、SNS、ブログ。こうしたネット媒体に、商品やサービスとともに商標を露出させていく必要があります」

「ブランドを確立するためには、その商標(会社名・商品名・サービス名等)の使用頻度を高めること、言い換えれば、商標について情報発信をすることが必要なのです」

 今回は「商標」「ブランド」とは何か、現元号の「平成」を例に、ブランドを確立するために取り組むべきことについて、山田龍也弁理士に伺いました。

(コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員 尾藤克之)

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「3行で人を動かす文章術」(WAVE出版)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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