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新NISA「増えていない」とやめると数百万の損? 将来的に資産爆増させる“複利”の驚くべき力

複利の効果を最大化するには?

Q.複利の効果を最大化する方法について、教えてください。

岩崎さん「ポイントは次の4つです」

(1)「時間」を最大限に使う
複利は時間をかければかけるほど効きます。早く始めて、長く続けるという、この方法に勝る最大化策はありません。「50代・60代だから今さら遅い」と思う人も多いですが、運用は一生涯のものです。取り崩しながらも運用は継続できるので、まだまだ十分な時間はあります。

(2)「入金力」を高めて元本を厚くする
複利は元本が大きいほど威力が増します。元本100万円の5%は5万円ですが、1000万円なら50万円、3000万円なら150万円。同じ年利でも、元本によって実感できる加速度がまったく違います。日本人の家計は半分以上が現金預金ですが、生活防衛資金を確保した上で、余剰資金は投資に回す比率を上げていくことが大切です。

(3)「NISA」をフル活用する
通常、運用益には約20%(正確には20.315%)の税金がかかりますが、NISA口座内なら売却益も配当も完全非課税。同じ運用成績でも、税金で削られない分、複利の伸びがそのまま手元に残ります。今は生涯1800万円の枠があるので、これを早く埋められた人ほど、複利の恩恵を最大化できます。

(4)「良質な世界株式ファンド」で運用する
複利は「想定リターン」が前提なので、長期で安定して成長してきたものを選ぶことが重要です。世界株式や米国株式のインデックスファンドは、過去の長期実績で年5〜7%程度のリターンが期待できる王道。「長期・積立・分散」の原則を守れば、複利の力は確実に効いてきます。

複利の最大の敵は、「途中でやめてしまう自分自身」です。人間の脳は変化を「足し算」で捉えるようにできているので、「掛け算」で増える複利を直感的に過小評価してしまいます。「思ったより増えていない」と感じる時期は、実は誰にでも訪れる正常な感覚。そこでやめずに、焦らず、地道に、淡々と続けることさえ守れば、10年後、20年後の景色は確実に変わります。

(オトナンサー編集部)

【要注意】「えっ…もったいない」 これが「複利」の効果を減少させてしまう“5つのNG行為”です!

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岩崎陽介(いわさき・ようすけ)

Financial DC Japan 代表取締役社長

一橋大学商学部卒業。元野村證券・IFAとして16年以上、累計130億円超の資産運用アドバイス経験を持つ、資産運用の専門家。

世界全体の成長を取り込む長期・分散投資を軸に、NISA・DCなどの税制優遇制度を最大限に活用した資産形成を提唱。低コスト一辺倒やインデックス信仰に偏らず、人・哲学・運用プロセスを重視した良質なアクティブファンドも含め、目的に応じた運用設計を行う。「何となく始めた投資」に不安を感じている層から高い支持を得ている。

■【実績】
・野村證券では、社長賞はじめ、数々の賞を受賞。海外留学も経験。
・企業型DC導入実績600社超。(日本トップクラス)

■著書
「頭のいい会社はなぜ企業型確定拠出年金をはじめているのか」(青春出版社)
2022年4月に発売し、1万3000部。

「10年後、確実に差がつく!資産運用の王道」(きずな出版)
2025年9月に発売し、9000部。

■YouTube ほったらかし投資のフクロウ先生
https://youtube.com/@hukurou_invest?si=NBoF3fLKZgMacLO0

■会社HP https://f-dc-j.co.jp

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