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在宅ワーカーこそ「定期チェック」が重要な“病気”とは? 「座りっぱなし」に隠れたリスクを医師が解説

Q.脂肪肝をできるだけ防ぐには、どのような対策が求められるのでしょうか。

菊池さん「脂肪肝を防ぐためには、先述の『ハムストリングや腸腰筋を意識した運動療法』のほか、『食事療法』『正確な現状把握』『メタボとロコモ(運動器機能低下)を同時に管理する』がよいでしょう」

(1)ハムストリングや腸腰筋を意識した運動療法
下肢の大筋群や体幹部の筋肉を鍛えることで基礎代謝を上げることができ、メタボの治療と同時に、将来的な寝たきりを予防し、ロコモ予防も同時に達成できます。

(2)食事療法(アルコール、果糖を控える)
アルコール制限、甘い飲料・菓子類を減らすことで脂肪肝の改善につながります。

(3)正確な現状把握(FibroScan・体成分分析)
フィブロスキャン(FibroScan)という検査機器で肝脂肪量・肝硬度を数値化し、体の成分が分かるインボディ(InBody)で体の各部位の筋肉量・脂肪量を測定します。これにより、全身の代謝バランスを包括的に評価することができます。「沈黙の臓器」である肝臓の状態を可視化し、早期に対策することが重要です。

(4)メタボとロコモを同時に管理する
メタボによる脂肪沈着とロコモによる筋肉低下は表裏一体であり、同時に管理することが健康寿命の鍵となります。

(5)定期的な健診・フォローアップ
脂肪肝は症状が出ないため、数値の変化を追うことで改善の方向性が明確になります。また、在宅ワークの人ほど定期チェックが重要です。

(オトナンサー編集部)

【画像】「えっ…コーヒーも!?」 これが「在宅ワーカー」が注意すべき《病気》を引き起こす飲食物です!

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菊池真大(きくち・まさひろ)

用賀きくち内科 肝臓・内視鏡クリニック院長 

慶應義塾大学医学部卒業。東海大学医学部客員准教授。米国ペンシルバニア大学消化器内科元博士研究員。日本アルコールアディクション医学会理事。

日本総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本内視鏡学会専門医、日本人間ドック健診専門医、日本病態栄養学会専門医、日本抗加齢医学会専門医。2024年、メタボとロコモを同時予防管理する未来志向型クリニックである「用賀きくち内科 肝臓・内視鏡クリニック」(東京都世田谷区)を開業。用賀きくち内科 肝臓・内視鏡クリニック(https://www.youga-naika.com/)。

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