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「へそくり」平均116万円で過去最高、その背景にある事情とは

女性は「将来」に不安を感じている?

 それでは「へそくりの目的」にはどのような項目が挙げられているのでしょうか。

 男女共に「いざというときのため」が断トツの1位ですが、2位は男性が「趣味のため」(51.2%)、女性が「将来のため」(37.3%)という結果でした。

 小玉さんはその背景に「社会保障への不安」を見て取ります。「社会保障費の財源として、消費増税が議論されている現状などを不安に思う女性が多いのかもしれません」。

 へそくりの増加は、個々の世帯ベースでは良いことですが、行き過ぎは景気悪化につながるリスクもあり、また、社会保障への不安があるとしたら「要注意」だそうです。

「手元に現金で」が主流派?

 ちなみに、へそくりはどのような形態で持たれていることが多いのでしょうか。

 小玉さんは「マイナス金利の影響などを考えると、現金で手元に置いている人が多いのかもしれません。ホームセンターなどでは最近、金庫がとても売れているそうですよ」と話しています。

(オトナンサー編集部)

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小玉祐一(こだま・ゆういち)

明治安田生命保険チーフエコノミスト

1963年生まれ。1987年3月慶應義塾大学商学部卒。同4月明治生命入社。1995年4月経済企画庁(現内閣府)派遣。1998年4月財務業務部(現運用企画部)に配属後、米国経済担当エコノミスト、欧州経済担当エコノミスト、日本経済担当エコノミストを歴任。2002年4月チーフエコノミスト就任。明治安田生命保険の経済見通し作成に携わるとともに最新の経済分析「経済ウォッチ」(http://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/economy/index.html)を同社公式ホームページに定期掲載。著書に「経済経営用語辞典」(共著、日経BP社)、「プロフェッショナル用語辞典 経済・金融」(日経BP社)。フジテレビ「ニュースジャパン」、NHK「NEWS WEB」等テレビ出演歴多数。経済専門誌には延べ100本以上の原稿を寄稿。現在「週刊エコノミスト」に金利見通しを定期連載中。年間の講演や勉強会の講師の回数は100回近くに及ぶ。

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