「へそくり」平均116万円で過去最高、その背景にある事情とは
女性は「将来」に不安を感じている?
それでは「へそくりの目的」にはどのような項目が挙げられているのでしょうか。
男女共に「いざというときのため」が断トツの1位ですが、2位は男性が「趣味のため」(51.2%)、女性が「将来のため」(37.3%)という結果でした。
小玉さんはその背景に「社会保障への不安」を見て取ります。「社会保障費の財源として、消費増税が議論されている現状などを不安に思う女性が多いのかもしれません」。
へそくりの増加は、個々の世帯ベースでは良いことですが、行き過ぎは景気悪化につながるリスクもあり、また、社会保障への不安があるとしたら「要注意」だそうです。
「手元に現金で」が主流派?
ちなみに、へそくりはどのような形態で持たれていることが多いのでしょうか。
小玉さんは「マイナス金利の影響などを考えると、現金で手元に置いている人が多いのかもしれません。ホームセンターなどでは最近、金庫がとても売れているそうですよ」と話しています。
(オトナンサー編集部)
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