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冬のボーナス平均は62.3万円! 製造業やサービス業が好調

価格.comリサーチの「2016年冬季ボーナス」に関するアンケートによると、冬のボーナスの推定支給額は平均62.3万円で、昨年から1.7万円アップする見込みです。専門家はその背景について「経済統計の堅調さ」などを指摘しています。


あなたの今冬のボーナスは増える? それとも…

 そろそろ「冬のボーナス」が支給される人も多いことでしょう。会社が業績好調で昨年よりも多くもらえる人、逆に業績が悪く大幅ダウンという人、さまざまかと思いますが、今年の冬のボーナスは全体としてどんな傾向にあるのでしょうか。

 価格.comリサーチの「2016年冬季ボーナス」に関するアンケートによると、ボーナスの推定支給額は平均62.3万円で昨年に比べて1.7万円(2.8%)のプラス。増加は2期連続で「昨冬に減少して以降今夏も停滞気味でしたが、今回はやや回復傾向と言えそうです」としています。

業界別では明暗くっきり

 性別で見ると、男性の63.7万円に対し女性は42.9万円。年代別は20代=39.9万円、30代=51.0万円、40代=60.8万円、50代=72.6万円、60歳以上=46.7万円との結果でした。

 業界別に見ると明暗が分かれる結果に。「製造業」「サービス業」が前年比で5~6%のプラスとなった一方、「ソフトウェア・情報サービス業」は同6.2%減少しました。ボーナスの使い道については「金融商品(投資信託、株式等)の補填」と回答した人が前年比8.9%減少する一方、「旅行・外出をする(国内)」は6.2%増加しています。

 明治安田生命保険の小玉祐一チーフアナリストは「日銀の『資金循環統計』によると、投資信託の購入は夏ごろまでは伸びていましたが、それ以降は伸び悩んでいることから、需要が一巡した可能性があります」と分析。「旅行・外出」に関しては、訪日外国人(インバウンド)増加による国内の宿泊費高騰が関係している可能性があるそうです。

 また、ボーナスで購入する予定の商品としては「洋服・ファッション関連」が17.7%でトップ、以下「カー用品」(11.9%)「ノートパソコン」(11.3%)「PCパーツ」(8.9%)などが続いています。

 小玉さんはボーナス額アップについて「今年7~9月期国内総生産(GDP)が前期比1.3%のプラスだったこと、株価や経済統計が順調に推移していること、そして安倍晋三政権による企業への賃上げ要請が行われていることが背景にあるのでしょう」と総括。今後については、トランプ政権誕生で米国の景気が上向けば日本に波及し、夏のボーナス増も期待できるとのことです。

(オトナンサー編集部)

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小玉祐一(こだま・ゆういち)

明治安田生命保険チーフエコノミスト

1963年生まれ。1987年3月慶應義塾大学商学部卒。同4月明治生命入社。1995年4月経済企画庁(現内閣府)派遣。1998年4月財務業務部(現運用企画部)に配属後、米国経済担当エコノミスト、欧州経済担当エコノミスト、日本経済担当エコノミストを歴任。2002年4月チーフエコノミスト就任。明治安田生命保険の経済見通し作成に携わるとともに最新の経済分析「経済ウォッチ」(http://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/economy/index.html)を同社公式ホームページに定期掲載。著書に「経済経営用語辞典」(共著、日経BP社)、「プロフェッショナル用語辞典 経済・金融」(日経BP社)。フジテレビ「ニュースジャパン」、NHK「NEWS WEB」等テレビ出演歴多数。経済専門誌には延べ100本以上の原稿を寄稿。現在「週刊エコノミスト」に金利見通しを定期連載中。年間の講演や勉強会の講師の回数は100回近くに及ぶ。