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夫の「顔」で結婚を決めた母、「ハンサムな人と結婚しなさい」の教えを守った娘…母娘それぞれの“生々しい結婚生活”

結婚相手は「中身」で選ぶべきか、「ルックス」を優先すべきか……自分の娘に「ハンサムと結婚しなさい」と言い続けた母親の事例を紹介します。

結婚相手は「ルックス最優先」どう思う? ※画像はイメージ
結婚相手は「ルックス最優先」どう思う? ※画像はイメージ

 結婚相手を「顔」「ルックス」で選ぶ――。そうした考え方について、あなたはどう思いますか? 賛同する人もいれば、「結婚相手は中身で選ぶべき」と考える人もいることでしょう。人によって大きく異なる結婚観といえますが、男女問わず、外見を最優先にパートナーを選ぶ人は、一定数存在します。

 これまで数々の夫婦の相談を受けてきた「恋人・夫婦仲相談所」所長の三松真由美さんは、「ルックスで相手を選ぶことが悪いわけではない」とした上で、「好きになるきっかけが容姿だったとしても、相手の人間性をしっかり見極めることができるかどうか」が重要であると指摘します。今回は、自分の娘に「ハンサムと結婚しなさい」と教え続けた、ある母親の実話から「結婚とルックス」について考えます。

求めるものは「ルックス」か「稼ぐ力」か

「トロフィーワイフ」という言葉があります。社会的に成功した男性が、社会的立場や性格が合うかどうかははともかくとし、ステータスとして容姿端麗な女性を妻に迎えるという、ご褒美のような意味づけです。女性に対する軽視が否めませんね。

 しかし、逆パターンはどうなのでしょう。女性が“トロフィーハズバンド”ならぬ、容姿だけで結婚を決めるようなことはあるのでしょうか?

 2021年に実施された、結婚と出産に関する全国調査「第16回出生動向基本調査」(国立社会保障・人口問題研究所)によると、結婚相手の「容姿」を重視・考慮する女性は1992年調査の67.6%から81.3%と過去最高を記録したそうです。

 さらに、相手の「家事・育児の能力や姿勢」を重視する女性は、43.6%(1997年)から 70.2%(2021年)へと大幅に増えています。

 一方、男性は、相手の「経済力」を重視・考慮する人が、26.7%(1992年)から48.2%(2021年)へと増加しました。

 まさに、今の世の中における男女のパワーバランスを表している数字ではないでしょうか。昔は「容姿がよくないとお嫁に行けない、行き遅れる」と女性を揶揄(やゆ)するような表現がありましたが、今や男性も「稼ぐ力をジャッジされている」という苦々しい思いを味わっているのかもしれません。

 結婚相手に求めるものは「ルックス」か「稼ぐ力」か。さあ、この極端な選択肢を示されたらどう対峙(たいじ)しますか。

「ハンサムと結婚しなさい」と母に言われて育った娘

 亜里沙さん(仮名)の母親、由子さん(68歳、仮名)はイケメン好きです。一緒にテレビを見ていても、街を歩いていても目ざとくイケメンを見つけます。しかもイケメンの基準は“ザ・王子様”。韓国の人気グループ「BTS」だったらジョングクさん、「テテ」ことVさん、俳優なら中川大志さん。いわゆる正統派の端正な顔立ちが好きなのです。

 そんな母親の結婚したお相手、つまり亜里沙さんの父親、雄一さん(72歳、仮名)は正統派の二枚目。死語かもしれませんが「ソース顔」だということです。若い頃は草刈正雄さんに似ているとうわさされました。自衛官だったので、制服でお見合いの席に現れたその姿に由子さんは一目ぼれ。すぐに結婚を決めたそうです。

 結婚してみたら、雄一さんは酒癖が悪くて女好き。酔っ払って帰ってきたら、母にピシャリと平手打ちしているところを幼い亜里沙さんが抱きついて止める、ということが何度かあったそうです。

 妻のことを「ブス」とののしる雄一さんですが、亜里沙さんのことは猫かわいがり。亜里沙さんは3人姉妹の長女です。父親は「おまえが一番かわいい」と言い、「自分がいないときには亜里沙の言うことを聞くように」と母や妹たちに命令。亜里沙さんは「母より大事にされている」と感じたそうです。

 ひどい扱いを受けている母でしたが、娘たちに事あるごとに言っていたのは「お父さんの顔が大好きだから、どんなことをされても嫌じゃない。あの顔見たらすぐに忘れる。だって、嫌いな顔の人が横に寝ていたら耐えられないじゃない。あなたたちもハンサムと結婚しなさい」でした。

 亜里沙さんが高校生になった頃、父の愛人らしき人から家の固定電話に直電がかかってきました。母が問い詰めても知らんぷり。それでも母は泣いてはいません。亜里沙さんは「父はかっこいいからモテるのはしょうがない。容姿の悪い母さんとなぜ結婚したんだろう」と思ったといいます。

 やがて亜里沙さんは、周りの誰もがイケメンと評する4つ年上の男性と結婚し、娘を出産。その直後、母親は父親と離婚。長く続いていた愛人が乗り込んできたというのです。さすがに言い訳ができなくなった雄一さんは、なんと逆ギレ。「おまえなんかといるより◯◯(愛人)と一緒にいた方が、気分がいい」と暴言を吐き、ジ・エンド。亜里沙さんは、母の味方をするでもなく「しょうがないか」と感じたそうです。

 一方、亜里沙さん夫婦にも似たような危機が訪れました。スマホで発覚した夫の浮気疑惑。ショックを受ける亜里沙さんに、母親は動揺もせずに一言。

「イケメンはモテるからしょうがないのよ」

 亜里沙さんは妙に納得して、怒りが半減したと話してくれました。

【画像】「えっ、生々しい……!」→これが「浮気をした夫」が発する“6つのサイン”です(専門家監修)

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三松真由美(みまつ・まゆみ)

恋人・夫婦仲相談所 所長(すずね所長)・執筆家

夫婦仲・恋仲に悩む女性会員1万3000名を集め、「結婚・再婚」を真剣に考えるコミュニティーを展開。セックスレス・ED・女性の性機能に詳しく、性を通して男女関係をよくするメソッドを考案。20代若者サークルも運営し、未婚世代への結婚アドバイスも好評を呼ぶ。恋愛・夫婦仲コメンテーターとしても活躍中。業界最大手「ごっこ倶楽部」のセックスレスをテーマにしたショートドラマを監修し、5カ月で1億回再生に到達。著書は「夫婦の『幸せ循環』を呼ぶ秘訣」(講談社)「モンスターワイフ」(同)「40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣」(扶桑社)「堂々再婚」(wave出版)など多数。コミック「『君とはもうできない』と言われまして」(KADOKAWA)の監修も手掛ける。恋人・夫婦仲相談所(http://fufunaka.com/)、公式note(https://note.com/suzune_16)、オトナのお悩み保健室(https://otona-hokenshitsu.jp/)。LINE登録で「夫婦仲チェックシート」を無料プレゼント(https://fufunaka.com/archives/lp/line)。

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