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シニア世代は「格好の標的」…親に「スマートデバイス」を贈るときの“見落としがち”セキュリティーリスク【専門家解説】

すぐ実践!「デバイス別セキュリティー対策ガイド」

 スマートデバイスは、正しく設定して使えば、安心して生活をサポートしてくれる心強い存在です。ここでは、ブリエディスさんが提案する、代表的なデバイス別「すぐに実践できるセキュリティー対策」をご紹介します。

【スマートウォッチの場合】

スマートウォッチを使用する際は、購入後の初期設定を必ず家族と一緒に行いましょう。パスワードの設定や、同期するアプリの選定に加えて、健康データの取り扱いに関する設定も慎重に見直すことが大切です。また、インストール済みのアプリのアクセス権限をチェックし、必要以上に個人情報へアクセスできないよう調整しておきましょう。

【スマートスピーカーの場合】

スマートスピーカーを使う際は、「常時聞き取り機能」がオンになっていないかを確認しましょう。必要がなければオフに設定し、プライバシーを守る意識を持つことが大切です。さらに、音声アシスタントに蓄積される履歴データは定期的に削除することで、万が一の情報流出リスクを最小限に抑えられます。

【スマートイヤホンの場合】

スマートイヤホンに関しては、公共の場では、Bluetoothを“必要なときだけ”オンにする習慣をつけましょう。常時オンの状態を避けることで、第三者による不正アクセスのリスクを低減できます。

また、ソフトウェアアップデートも慎重に行うことが大切です。怪しいアップデート通知には安易に応じず、必ず公式アプリや正規サイトを通して更新するようにしましょう。

 デジタル機器に不慣れな人にとって、初期設定やトラブル対応はハードルが高いもの。だからこそ、スマートデバイスを贈る際には、一緒に初期設定を行い、パスワードやアプリ権限を見直すことが重要です。そして、「困ったときはすぐに連絡してね」と一言添えるだけで、ぐっと安心感が増します。

 使う人の安心まで考えることが、本当に“スマート”な贈り方。スマートデバイスを贈るその日に、デジタルの安全対策も一緒に届けてみてはいかがでしょうか。

(オトナンサー編集部)

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マリユス・ブリエディス

NordVPN 最高技術責任者(CTO)

デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍し、NordVPNの最高技術責任者(CTO)を務める。IT業界で培った長年の経験を基に、技術革新とセキュリティ分野の発展をけん引。代表的なプロジェクトである「NordLynxプロトコル」は、WireGuardプロトコルを基に開発され、業界で最速かつ革新的なVPN技術として高い評価を得ている。キャリア初期にはQSTKやPythonを用いたプロジェクトやウェブ開発に携わり、現在はNord Securityで5つのチームを率いて企業の成長に貢献。講演やインタビューを通じてサイバーセキュリティーの知識を広めると同時に、謙虚さを忘れず学び続けることを信条としている。

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