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文字を覚えたくて…遅くまで居残りした小学校時代を漫画に 先生の優しさに涙が出そう

小学1年生の時の、居残り経験を描いた漫画が話題に。クラスで1人だけ、なかなか文字を覚えられなかった少女は、日が暮れるまで課題に必死で取り組んでいましたが…。

漫画「私の大好きな先生~小学1年生編」のカット=明(@rikukamehameha)さん提供
漫画「私の大好きな先生~小学1年生編」のカット=明(@rikukamehameha)さん提供

 小学1年生の時に居残りをした経験を描いた漫画「私の大好きな先生~小学1年生編」がSNS上で話題となっています。クラスで1人だけ、なかなか文字を覚えられなかった少女。放課後は最低1時間、多い時は日が暮れるまで先生の課題に必死で取り組んでいましたが…という内容で「まさに恩人」「感銘を受け、涙が出た」「先生の温かい思いを感じた」「素敵な先生が増えてほしい」などの声が上がっています。

先生を好きな思いは変わらず

 漫画は、少女が平仮名の書き取りの課題を先生に提出すると、「やり直し」と突き返されます。ノートに「みん」と書いたのですが、読めるような文字ではありません。しかし、少女は諦めることはありませんでした。

 その後、時代は少女が幼稚園児の頃にさかのぼります。幼稚園では、お誕生日会の際、仲良しの友達にメダルをプレゼントする習慣がありました。少女は、仲の良かったえみりという子のためにメダルを作ろうと考えますが、他の園児が平仮名で相手の名前を書いていることに気づきます。

 少女は、平仮名を書くことができず、友達にプレゼントできないことがつらくて号泣。両親が多忙だったので、妹や弟の世話もしなければならず、文字を覚える機会がなかったのです。

 話は小学生時代に戻ります。少女は文字が書けるようになりたいという思いを捨てず、やがて、文字が書けるようになりますが…という展開です。

 この漫画を書いたのは、明(ペンネーム)さんです。2013年に漫画家デビューしました。看護師としての勤務経験もあり、現在は、ツアーナースの仕事も掛け持ちしています。「LICHT-リヒト-」などの作品があります。

 明さんは自身のツイッターで、次のようにコメントしています。

「小学校一年生の時、毎日のようにいのこりをさせられていました。クラスの中で一人、字が書けずに、本当に悔しかった。先生は、そんな思いを分かってくれて、厳しくしてくれた。あんなに時間をかけて、根気強く向き合ってくれたみつこ先生。今もずっと大好きです」

(報道チーム)

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コメント

1件のコメント

  1. 近頃の学校では、居残りはさせてはいけないことになっているようです。
    日本の義務教育は、できてもできなくても学年が進みますが、学年ごとに到達レベルが設定されているようです。
    ちなみに、平仮名は小学1年から学ぶことになっていますが、義務教育でもない幼稚園ですでに読み書きを学んでいる子どもが大多数です。 義務教育のシステムから考えて、国語と算数は学年の到達レベルまで、どの子も丁寧に指導することが望ましく、レベルに達している子どもには(ある意味、ほっといて)自由に学ぶ余裕を与えたらよいと思います。 子どもは同じように成長せず、早い遅いは優劣を意味しませんから、手間を掛けるべきところへ手間を掛け、のびやかに育てたいものです。昔の先生は、それをよくご存知だったのでしょう。