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バイトに行こうとした青年が“通せん坊”に会う漫画 思わず店長に電話し…「続きが気になる」

外出しようとした青年が体験した奇妙な出来事を描いた漫画が話題に。バイトに行かなければならない時間になり、自宅のドアを開けると信じられない光景が…。

漫画「とおせん坊」のカット=あきの実(@hiroakino)さん提供
漫画「とおせん坊」のカット=あきの実(@hiroakino)さん提供

 外出しようとした青年が体験した奇妙な出来事を描いた漫画「とおせん坊」がSNS上で話題となっています。自宅でくつろいでいた青年ですが、バイトに行かなければならない時間に。お金のためには仕方ないと割り切り、自宅のドアを開けると信じられない光景が…という内容で、「本当に驚いた」「続きが気になる」「ゲゲゲの鬼太郎に出てきそう」などの声が上がっています。漫画の作者に聞きました。

オムニバス形式のホラー漫画を企画

 この漫画を描いたのは、あきの実(ペンネーム)さんです。2009年に漫画家デビューしました。「山田さんちの妖精おじさん」(双葉社、全2巻)などの漫画を描いています。

Q.漫画を描き始めたのはいつ頃からですか。

あきの実さん「漫画らしいものは幼稚園の頃には描いていたと思います。兄と姉がいるので少年漫画も少女漫画も幅広く読める環境でした。兄と姉も漫画を描いていたので、真似して描くようになりました」

Q.どのようなジャンルの漫画を描くのが得意ですか。

あきの実さん「今回描いた漫画はホラーですが、得意なジャンルはラブコメかなと思っています。ただ、ジャンルにこだわらず、さまざまな漫画を読んだり描いたりしていきたいです」

Q.今回の漫画を描いた理由は。

あきの実さん「オムニバス形式のホラー漫画が描きたくて、『ホコロビヨリ』というタイトルの企画を個人的に立ち上げました。1話目は『生恐怖症』というタイトルの漫画、2話目が今回の漫画『とおせん坊』です。

どちらも『怖いようで面白いようで、やっぱり怖い』という作品を目指しました。なお、『とおせん坊』は外出する際、『ドアを開けた時にこういう妖怪がいたらどうしよう…』という妄想から誕生しました」

Q.妖怪のキャラクターを描くにあたり、参考にしたキャラクターはいますか。

あきの実さん「特にいません。もともと『通せん坊』という名前の妖怪はいますが、デザインは私の完全オリジナルです。ジャングルの原住民的な外見で、意思疎通ができなさそうな感じを目指して描きました」

Q.この漫画の続きを描く予定はありますか。

あきの実さん「続きは描きませんが、引き続きオムニバス形式でさまざまなホラーを描いていく予定です」

Q.読者からどのような意見が寄せられていますか。

あきの実さん「予想以上に『絵が怖い』と言ってもらえてうれしいです。愛嬌がありつつも不気味な雰囲気の妖怪が好きですから」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

あきの実さん「大好きなホラーで読者の方から反応を頂くことができ、うれしかったです。これからも、かわいくて不気味な漫画を描きます。また、昨年創刊した北海道のグルメや旅に関する作品集『キタノステラ』第2弾が今年11月に発行予定です」

(報道チーム)

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