「私の理想の人だよ」 “18歳年下”女性との結婚を夢見た41歳男性の末路
最近増えている「副業の持ちかけ」
吉田まりさん(31歳、仮名)は、内田なおとさん(31歳、同)と婚活アプリでマッチング。まずは渋谷で最初のデートをしました。
なおとさんは、身長はそれほど高くなかったのですが、テレビに出てくる俳優さんにそっくりで、ファッションセンスもよく、いわゆるイケメンでした。そして何より、女性を楽しませるような会話をするのが、とても上手でした。
2人で焼き肉を食べて、そこは割り勘。「ごちそうしてくれないんだ」とも思いましたが、“今の時代、割り勘を当たり前だと思う女子の方がモテる”とネット記事で読んだことを思い出し、次もまた会う約束をして、別れました。
その夜、なおとさんから「今日は楽しかった、ありがとう」というLINEが来ました。そして、チャットのような短いやりとりをしているうちに、「副業に興味はない?」と持ちかけられました。「もうかるビジネスがあって、自分はもう1年それをやっていて、今は自分の1カ月の給料と同じくらいの額を稼げるようになった」と言うのです。
2度目のデートでは、副業ビジネスのセミナーに連れて行かれました。セミナーの後、数人のスタッフに囲まれ、「ビジネススクールの受講契約とタブレット購入契約で、最初に50万円必要」と言われました。「そんなお金はない」と伝えると、「もうかればすぐに返せるから」と、消費者金融で借りることを強く勧められました。
急に怖くなって、「ちょっとトイレに行ってきます」と言って、その会場を逃げ出しました。
帰ってきてネット検索をすると、マッチングアプリで出会った相手から「副業を持ちかけられる」「ネットワークビジネスを持ちかけられる」「暗号資産を買うように勧められる」などといった詐欺が横行しているという記事をたくさん見つけました。
なおとさんの連絡先は、すぐにブロックしました。そして、冷静になって思いました。
「もしも本当に彼がもうかっていたら、最初のデートの焼き肉くらいごちそうしてくれたはずだよな……」
婚活のハードルが低くなったからこそ、さまざまな問題も出てきています。ただ、出会いに臆病になっていたら、結婚相手を探すことはできません。結婚相談所、マッチングアプリ、街コン、合コン…どんな婚活場所を選ぶかは、個人の自由です。大切なのは、どういう相手かを見極める目をしっかりと持つことではないでしょうか。
(仲人・ライター 鎌田れい)

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