【婚活】「友達に会わせてくれてうれしい」と思ったのに…35歳女性が意気投合したマッチング男性を“ブロック”した理由
待ち合わせ場所に現れた「写真通りの美人」
伊東じゅんやさん(31歳、仮名)は数カ月前、月額数千円の婚活アプリに登録しました。20代の頃は友達との飲み会や合コンも多かったのですが、新型コロナが始まって友達と集まることがなくなり、コロナ禍が収束後も、飲み会や合コンの誘いがめっきり減ったからです。
アプリに登録したのは初めてでしたが、思っていた以上に「いいね」が来て、チャットでつながることができました。
その中でも、今野はるかさん(31歳、仮名)は涼しげな美人で、じゅんやさんのドンピシャのタイプ。数回チャットでやりとりをしたところでLINE交換に成功し、そこからはアプリを離れて、LINEで会話をするようになりました。
趣味や好きな食べ物、休日の過ごし方などの話で盛り上がっていたのですが、仕事の話になったときに、はるかさんが「私は会社勤めの他に、副業もしているの」と言ってきました。
「その副業が軌道に乗って、副業の収入が月収60万円を超えたら、会社を辞めて個人事業主として独立したい。その夢がもう少しでかないそう」とも。
その副業は誰でもできるとのこと。「興味があったら、私がお世話になっている上の人を紹介するよ。まずはセミナーに行ってみない?」と誘われました。
じゅんやさんは、もうかる副業にも確かに興味はありましたが、それよりもはるかさん本人に会ってみたいという気持ちがありました。
そこで、「会ってご飯でも食べようよ。で、その副業の話も、もっと詳しく聞かせて」
こう言って、金曜の夜に会う約束を取り付けました。
約束の当日、指定された駅前で待ち合わせをしました。待ち合わせ場所に現れたはるかさんは、写真通りの美人。友達から、「アプリの写真は加工されていて、実際に会うと別人が来て驚く」という話を聞いていたので、美人のはるかさんが現れたとき、じゅんやさんは心底うれしくなりました。
まずは2人でイタリアンレストランに行きました。食事をしながらも、はるかさんが話すのは副業のことばかり。そこに少し違和感を覚えたのですが、美人のはるかさんには、やはりひかれるものがありました。
「そんなにもうかる副業なんだね。まあ、興味もあるけど、その前にはるかちゃんのことをもっと知りたいな」
じゅんやさんが言うと、はるかさんがこんな提案をしてきました。
「今日、この食事の後、時間ある? カラオケでも行かない?」
「いいね、行こう行こう」
こうしてカラオケボックスに移ったのですが、はるかさんはまた副業の話を始めました。
その副業とは「短期投資」で、「私が紹介する上の人の言う通りにやれば、100%利益が出る。今週末にそのセミナーがあるから、一緒に行かない? そのセミナーは、推薦者がいないと入れない特別なセミナーなんだけど、私がじゅんやくんを推薦しておくよ」と言うのです。
カラオケボックスという密室で、美人のはるかさんに至近距離で話されると悪い気はせず、その日は「じゃあ、セミナーに行ってみようかな」と言ってしまったのです。しかし、帰宅後にネット検索をしてみると、それに似た詐欺の話がたくさん出ていました。
その夜に、『セミナー申し込んでおいたよ』とはるかさんからLINEが来ましたが、じゅんやさんはネットで見つけた詐欺被害の苦情リンクを、いくつかはるかさんに送って、こうLINEしました。
「やっぱり、セミナーはお断りします。アプリで出会ってから、今日までのことを冷静に考え直してみたら、はるかちゃんが僕に話したことって、70%以上が副業の話だったよね。僕と仲良くなりたいのではなく、投資話の勧誘をしたいんじゃないの?」
このLINEが既読になったかと思ったら、それ以降、全く返信がなくなりました。そして、じゅんやさんは翌日、はるかさんに「これって投資詐欺でしょ」というLINEを送りましたが、それは既読になりませんでした。
昨今、婚活サービスでの出会いはとても人気です。しかし、そこに集う人が多くなれば、純粋に出会いを求めている人だけではなく、だましてお金もうけをしようという人も出てきます。婚活サービスでは、相手を見極める目を持つことも大事ですね。
(仲人・ライター 鎌田れい)

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