圧迫骨折のケースも…“劣化”した「バランスボール」で破裂事故 NITEが注意喚起
バランスボールの表面が劣化した状態で空気を入れ過ぎたり、体重をかけたりすると、破裂してけがをする恐れがあるとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼び掛けています。
バランスボールの表面が劣化した状態で空気を入れ過ぎたり、体重をかけたりすると、破裂してけがをする恐れがあるとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼び掛けています。
指定された「最大空気圧」「直径」を守って使用すること
NITEによると、バランスボールの使用中にボールが突然破裂した衝撃で落下し、背骨を圧迫骨折した事故が発生しています。事故の原因として、バランスボールの表面に付いていた傷が、入れ過ぎた空気や使用時の負荷によって徐々に亀裂となり、使用中に破裂した可能性が考えられるということです。
NITEは、トレーニング用のボールや球技用のボールは最大空気圧や直径が定められており、空気を入れ過ぎてしまうと破裂してけがをする恐れがあると説明。空気圧が指定されている場合は、圧力計付きの空気入れを使用し、直径が指定されている場合は、メジャーなどで測定するなどして、取扱説明書に記載の最大空気圧や直径を超えないよう、注意を呼び掛けています。
また、ボールの表面に傷やひびなどが生じている場合、ボールの使用中や空気を入れる際に破裂してしまう可能性があるとして、使用前にボールの表面を確認し、傷やひびなどが見つかった場合は使用を中止するよう、求めています。
(オトナンサー編集部)
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