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「猫は抱くもの」沢尻エリカ&吉沢亮&コムアイに聞く 撮影エピソードやリフレッシュ法

吉沢「どこまで猫を表現するか」

Q.撮影で面白かったことはありますか。

沢尻「舞台の部分は大変でした。舞台稽古のようなこともやったのですが、舞台を見るまで想像できなかった部分もありました。舞台のセットが動く中で演じるシーンは、感覚をつかむのが難しかったところもありましたが、面白かったです」

コムアイ「主役ではないので、気楽で、現場が心地良く、リラックスして参加できて幸せでした。暇な時や撮影がなくなった時は、猫組で飲みに行ったりしていました」

吉沢「インする前の稽古期間が長く、猫の動きなどを監督に細かく演出をつけてもらって固めたので、苦労はしていませんね。歌は少し大変でした。『そこで歌うの?』というタイミングで、結構難しかったです」

Q.舞台の演出と現実が混在する不思議な映画でした。演じ分けや演出は。

沢尻「舞台が全て空想というわけではないのですが、良男とのやり取りの部分に関しては、妄想で独り言を言っているように、でも、見方によっては掛け合いにも聞こえるように、という微妙なさじ加減でした。

2人の会話は成立しているんですが、見方によっては『一人で言っている』と納得できるように、吉沢さんの目を見ずに話していました。そこの微妙なあんばいをどうしようかというのはありました」

コムアイ「リハの時、犬童監督から細かく『一瞬早かったからワンテンポ遅く動いて』と指摘されたのですが、言い方が柔らかく、誰かを怒ることもなく、何かあると『どっちにするか』『猫だけにするか』『舞台だからもっと声を張ったほうがいいだろうか』などと相談してくれる監督でした。それで足並みがそろっていきました」

吉沢「監督は話を聞いてくれるイメージがあります。今回は猫の役で、猫が人間になる話ならばわかりやすいですが、猫を人間が演じるので、どこまで猫を表現するかのあんばいが難しく、細かく演出をつけてもらいながら、一つ一つの演出も腑に落ちる演出なので、『猫って面白いな』と思いました」

Q.沙織と良男の距離感はいかがでした。

沢尻「猫はこういう距離じゃないですか。でも、演技しているのは人間同士だからとても近いです。なでるシーンも、猫だったらスムーズにいくけど、毛皮がないからどうしようみたいな」

Q.疲れた時、どのようなことをしてリフレッシュされますか。

沢尻「エステに行ったり運動したりすると、疲れるけどリフレッシュできます。たくさん汗をかいて、ヨガやエステをすると完璧ですね」

コムアイ「最近、ホテルに泊まるのがいいなと思いました。撮影でたまたま、渋谷に1泊したのですが、渋谷にいるのに、ホテルの上層階からは車がゆっくり動いて見えました。時間の流れがゆっくりと感じられ、余裕を持って行動できました」

吉沢「最近、仕事で地方に行くことが多いので温泉ですね」

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