「猫は抱くもの」沢尻エリカ&吉沢亮&コムアイに聞く 撮影エピソードやリフレッシュ法
映画「猫は抱くもの」で元アイドルの沙織を演じる沢尻エリカさん、猫の良男役の吉沢亮さん、迷い猫キイロを演じるコムアイさんにインタビュー。撮影で面白かったことなどを聞きました。

女優の沢尻エリカさんが6年ぶりに主演を務める映画「猫は抱くもの」。元アイドルの沙織(沢尻さん)は、自分の思い描く理想の姿になれずスーパーで働いています。彼女が唯一心を開くのは、猫(ロシアンブルー)の良男(吉沢亮さん)。良男は、自分は沙織の“人間の”恋人で、彼女を守れるのは自分だけだと思っています。
オトナンサー編集部では、沢尻さん、吉沢さん、迷い猫のキイロを演じるコムアイさん(水曜日のカンパネラ)にインタビューを実施。役との共通点や、撮影で面白かったことなどを聞きました。
沢尻「私も妄想癖がある…」
Q.台本を読んだ感想をお願いします。
沢尻さん(以下敬称略)「現実シーンと舞台シーンがあり、舞台のシーンの全てが妄想というわけでもないのですが、現実と妄想が入り混じっているのが面白いなと思った半面、どうやって撮るのだろうと思いました。でも、すごく面白いものができるのではないかと思いました」
コムアイさん(同)「私は勘違いしていて、アフレコでやると思っていました。『声優は初めて』と思っていたら、出演して演技することを知りました。読んだだけではわからず、監督に会った時に説明してもらいました」
吉沢さん(同)「現場に入ってみないとわからないことだらけだなと思いました。現実と妄想が入り混じっていて、ファンタジーチックな中に人間のダサい部分も描かれていて、単純に面白いと思いました」
Q.沢尻さんは人間、コムアイさんと吉沢さんは猫を演じられました。役との共通点はありますか。
沢尻「私も妄想癖があって(笑)本当に沙織を理解できました。妄想の中でよくやるのは職業を変えて、科学者だったらどうなるとか、刑事だったらどうなるとか、置き換えて妄想しています。撮影の待ち時間中も、彼がこっちの役をやって私がこれをやってとか妄想します」
コムアイ「何も不自然なことがなく、キイロの思考回路は、未来を決めてそこに向かっていくのではなく、猫らしくノリで決めるみたいな。自分が音楽を始めたのも誘われて話に乗っただけなので、流れを見て乗っかるというのはキイロと同じでした」
吉沢「あまりなかったです。未来や過去に縛られず今を生きるという感じで演じました。僕はメチャメチャ過去に縛られます。ネガティブが後を引くタイプなので」
Q.演じられた役の好きなところはありますか。
沢尻「すごい偏屈で殻に閉じこもる女性で、唯一、良男という存在には素の部分を見せて甘えられるのはかわいいと思うし、リアリティーがあって好きでした」
コムアイ「どの猫も、人間とやり取りしている時は人間っぽいけど、良男がハクビシンの話をしている時は猫っぽいというか。スケール感がジオラマに入っていくというか、猫のスケールになる感じがして好きです」
吉沢「目の前にあることしか考えられないというか、沙織といろいろ会話をして、エサを出されたらエサのことしか考えられないところ。目の前のことだけに集中するのが動物的で憧れます」
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