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「アバター」ゾーイ・サルダナ、続編「ウェイ・オブ・ウォーター」が前作の世界興行収入3800億円超え「あり得る」

SF映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」に出演する俳優のゾーイ・サルダナさんに、興行収入前作超えの可能性や、ジェームズ・キャメロン監督との仕事について聞きました。

ゾーイ・サルダナさん
ゾーイ・サルダナさん

 俳優のゾーイ・サルダナさんがヒロインを演じているSF映画「アバター」(2009年公開)の続編「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」(ジェームズ・キャメロン監督)が公開中です。

 俳優のサム・ワーシントンさんが主演を務めた「アバター」は、2154年の地球が舞台。希少な鉱石を求めて惑星パンドラへと向かった地球人のジェイク(ワーシントンさん)が、パンドラで暮らす異星人・ナヴィ族のネイティリ(サルダナさん)と交流し、親交を深めていくうちに、略奪をもくろむ地球人たちと戦う……という展開。

 2009年に公開され、世界での興行収入約3001億円億円で第1位を獲得。2019年に公開されたマーベル製作のヒーロー映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」が記録を塗り替えましたが、2021年3月に中国で「アバター」が再上映され、世界興行収入が3800億円を超え、ナンバーワン作品に返り咲きました。

 続編の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は、ジェイクとネイティリが暮らすパンドラが、再び地球人に侵略される……というストーリーです。

 サルダナさんといえば、「アバター」のネイティリ役のほか、2014年に公開されたマーベル製作のSF映画「ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー」のメインキャラクターの一人、ガモーラ役などでも知られています。
 
 オトナンサー編集部では、サルダナさんに、キャメロン監督との仕事、アクションシーンのトレーニング、前作の興行収入を超える可能性などについて聞きました。

ジェームズ・キャメロン監督はいいワインのように時とともに深みを増す

Q.キャメロン監督とのお仕事はいかがでしたか。

サルダナさん(以下敬称略)「いいワインのように時とともに深みを増す監督です。とても協力的で俳優の役作りに寄り添ってくれました。科学者のような好奇心を持っていて、作品に対するクオリティーの欲求も高く、それがスタッフのモチベーションを高めてくれていました」

Q.弓ややりを駆使した格闘アクションシーンが見どころの一つですが、どのようなトレーニングをしたのでしょうか。

サルダナ「前作でやったことをアップデートしました。ネイティリの優雅な動きは中国武術が関係していると思い、トレーニングしました」

Q.撮影の中で、技術の進化を感じたものはありますか。

サルダナ「人の動きをデジタルで記録する技術『モーションキャプチャー』での演技です。モーションキャプチャーは、顔や関節など、記録したい部位にマーカーを付け、その位置と動きを三次元で測定し、デジタルデータとして記録することで、細かい動きをCGなどで再現できます。アバターでは、この技術を使ってネイティリの動きを作りました。

モーションキャプチャーを使うことで、人がさまざまな動物を演じることもできます。私も、『アバター』では青い巨人になりました(笑)」

Q.前作は世界興行収入約3800億円を超える大ヒット作になりましたが、今作は記録を超える自信はありますか。

サルダナ「記録について、考えてませんでした。それを考えると『お金もうけのために出演する』みたいになってしまいます。そうではなく、心から引かれるものがあり、この作品に参加しました。キャメロン監督は、戦争で家族がバラバラになることなどを、懸念しています。映画では、そういう懸念を描いていて、監督の思いが皆さんの心に響いたら、あり得ると思います」

Q.今作では、前作にはない海中のシーンなど美しい映像がありました。今作の見どころも教えてください。

サルダナ「ストーリーや演技が見どころです。これまでCGでは難しかった、海中のシーンなど、映像の技術が進化したところにも注目してほしいです。時間や労力、愛情を注いで作った作品なので、ぜひ、映画館でお楽しみください!」

 サルダナさんが見どころと語る、最先端の映像技術を駆使したストーリーや演技に期待です。

(オトナンサー編集部)

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