オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

  • HOME
  • エンタメ
  • 吉岡里帆「母と娘の物語を演じたい」 人生の軸に“家族への感謝”

吉岡里帆「母と娘の物語を演じたい」 人生の軸に“家族への感謝”

2017年公開の映画「STAR SAND-星砂物語-」のDVDが発売。大学生の志保を演じた吉岡里帆さんに単独インタビューを行い、同作で挑戦したことなどを聞きました。

吉岡里帆さん
吉岡里帆さん

 2017年に公開された日豪合作映画「STAR SAND-星砂物語-」のDVDが発売されました。同作は1945年の沖縄が舞台。16歳の少女・洋海(ひろみ、織田梨沙さん)と日本兵・隆康(満島真之介さん)、アメリカ兵ボブ(ブランドン・マクレランドさん)の間には不思議な関係が築かれていきます。一方、2016年の東京。大学生の志保(吉岡里帆さん)が卒論の資料として手渡された日記には、戦時中の沖縄の小島で暮らす16歳の少女の見聞が書かれており…というストーリーです。

 オトナンサー編集部では、吉岡さんに単独インタビューを実施。同作で挑戦したことや、今後挑戦してみたい役などについて聞きました。

戦争映画っぽくない、ラブストーリー

Q.脚本を読まれた時の感想をお願いします。

吉岡さん(以下敬称略)「いわゆる“戦争映画”っぽくない、すごくロマンチックなラブストーリーだと思いました。監督の描くト書の描写が小説的で詩的で、映画館で見た時は美しい画(え)だなと感じました。平和主義で、戦争にも深い思いのある監督が描いていて、監督にとって理想的なラブストーリーにしたんだなと思いました」

Q.志保との共通点はありますか。

吉岡「洋海の日記を読み、興味を持ち出してからの志保にはすごく共感できました。自分の知らない価値観を持っている人の書物を真剣に読み解こうとする姿は、私が台本を頂いた時に役に興味を持って、ワクワクしながら文字を辿っていく気持ちとリンクするところがあります」

Q.この映画で挑戦したことは何でしょうか。

吉岡「志保自身が一冊のノートによって変化していく、心情の変化に気をつけました」

Q.現代と過去をつなぐ重要な役でしたが、どのようなことを意識されましたか。

吉岡「物語の本筋は過去の洋海の恋と、兄弟が戦争により引き裂かれていく姿、日本兵とアメリカ兵の絆(きずな)の物語なので、ストーリーが引き立つように意識しました」

Q.ロジャー・パルバース監督の印象をお願いします。

吉岡「知的で愛情たっぷりで、日本を愛している方です。話していると、優しく見守られているような気持ちになりました。ロマンチストな方でもあるので、洋海のキスシーンも美しかったし、洋海が大学生の志保に思い出の星砂を渡すシーンも、とても素敵です」

Q.教授に「洋海に会ってみては」と言われ、最初は乗り気ではありませんが、結局会いにいくことになります。この時の、志保の心情の変化とは。

吉岡「志保自身、戦争や過去に生きた女性にそこまで興味を持てないことは、自分の人生にあまり向き合えていないことの表れだと思っていました。志保が会いにいこうと思ったのは、懸命に生きて、生き続けていることに心が動いたんだと思います」

Q.星砂を受け取るシーンはどう解釈されましたか。

吉岡「洋海の、自分が犯してしまった罪や、誰にも話せなかった思いが全て星砂に詰まっていて、誰にも言えずにいた思いを、自分に興味を持ってくれた若い人に渡したのかなと思いました。世代が受け継がれていく比喩的な表現が含まれているのではと思います」

Q.普段、疲れた時はどのようにリフレッシュされていますか。

吉岡「おいしいものを食べる、動物の動画を見る、好きな映画を見る。動物全般が好きですが、特に猫が大好きです!」

Q.オンオフの切り替えはどのようにされていますか。

吉岡「仕事中はいろいろ考えながら分析したり、文字を追いかけたりしていますが、オフの時はあまり考えない、ちょっとおバカになるようにしています(笑)難しく考えないで、かわいいとか、面白いとか、おいしいとかシンプルな感情で過ごしています」

Q.今後挑戦していきたい役柄は。

吉岡「家族に対する感謝の気持ちや、一緒に過ごした時間が人生の軸になっているので、ずっとやりたいと思っているのは家族の物語です。中でも一人暮らしをするようになり、母のことを考える時間が多くなったので、母と娘の物語を演じてみたいです」

撮影協力場所:ベリーベリースープ 原宿神宮前店
スタイリスト:圓子槙生
ヘアメイク:堀口有紀

(エンタメチーム)

コメント