doda調査「平均年収ランキング2022」発表 年収上昇は20代のみ…17万円ダウンした「年代」は?
転職サービス「doda」が、「平均年収ランキング2022」を発表。年代・男女別ランキングの結果は……。
パーソルキャリア(東京都千代田区)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、「平均年収ランキング2022」を発表しました。
20代の平均年収は342万円
調査対象者は、2021年9月から2022年8月末までの間に、転職サイト「doda」のサービスに登録した、正社員として働く20~65歳の男女。約56万人のデータを元に、平均年収の順位を算出したものです。
2022年の平均年収は、2021年から変わらず「403万円」でした。ただし、2018年からの5年間でみると、平均年収は414万円から11万円落ち込んでおり、減少傾向となっています。男女別では、男性が449万円(6万円ダウン)、女性が347万円(1万円ダウン)という結果に。平均年収が回復する兆しはまだ見えていないことがうかがえます。
年代別に見ていくと、「20代」の平均年収は342万円(昨対1万円増)、「30代」は435万円(昨対2万円減)、「40代」は495万円(昨対7万円減)、「50代以上」は596万円(昨対17万円減)となりました。平均年収が前年(2021年)よりも上昇したのは20代のみで、30代以降は減少しています。
男女別で見ると、前年比で20代の男性と女性はともに2万円アップしました。平均年収の減少幅が特に大きいのは50代以上で、男性で6万円、女性で11万円ダウンしています。
調査結果を受けて、同社は「転職によって必ず年収アップが実現できるわけではありませんが、年収水準がより高い企業や、自分に合った評価制度やインセンティブが用意されている条件の企業に転職成功すれば、その可能性は高まります」「現在の適正年収を知る、そして目標とする年収を明確にすることが重要といえるでしょう」とコメントを寄せています。
(オトナンサー編集部)
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