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冬を彩る光! 夜景評論家がオススメする「イルミネーション5選」

冬の風物詩として定着したイルミネーションが、今年も各地で展開されています。夜景評論家に「イルミネーション5選」を選んでもらいました

あしかがフラワーパーク(「夜景観光コンベンション・ビューロー」ホームページより)
あしかがフラワーパーク(「夜景観光コンベンション・ビューロー」ホームページより)

 冬の風物詩として定着したイルミネーションが、今年も各地で展開されています。夜景評論家でイルミネーションプロデューサーの丸々もとおさんに、特にお勧めの「イルミネーション5選」を選んでもらいました(※以下、説明は丸々さん)。

【あしかがフラワーパーク】(栃木県足利市)

 全国の夜景観光士6102人が「実際に行ってみて良かった前シーズンの冬期イルミネーション」をテーマに投票し、得票ポイントでランキングを決める「第10回イルミネーションアワード」(一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー、ぴあ主催)の「イルミネーション部門」で7年連続ナンバーワンを獲得したイルミネーションです。

 徹底的なアナログ演出で、ひも状のLED(発光ダイオード)を編み物のように編み込み、光の絵を創作。この技術は足利オリジナルであり、日本最高峰の精密さを誇ります。

【湘南の宝石】(神奈川県藤沢市)

 今年のイルミネーションアワード「プロフェッショナルパフォーマンス部門」で初の1位を獲得。パステルトーンのLEDで描く、絵画のようなイルミネーションです。今年はコンセントにつながず、植物のエネルギーで発電する光が登場します。

【伊豆ぐらんぱる公園】(静岡県伊東市)

 今年のイルミネーションアワード「プロフェッショナルパフォーマンス部門」で「湘南の宝石」と並び1位を獲得。3年連続の1位です。あでやかなランタンとLEDの競演では日本随一。レーザー、オーロラ演出、ビジョン演出も見事です。

【ハウステンボス】(長崎県佐世保市)

 世界最大級の1300万球のイルミネーション。イルミネーションアワード「総合エンタテインメント部門」で10年連続ナンバーワンを獲得しました。今年は3階建てのカルーセルのほか、アートガーデンがRGB化(多色化)。俯瞰(ふかん)する夜景もゴージャスに進化しました。

【東南植物楽園】(沖縄県沖縄市)

 30年以上の歴史を抱く老舗イルミネーション。イルミネーションアワードの「イルミネーション部門」でも全国3位まで上り詰めてきました。水上のハスの花イルミネーションや、連続するヤシの木イルミネーション、教会と光の滝イルミネーションなど、南国らしい独創性で目が離せません。

(オトナンサー編集部)

【イルミネーション5選】「湘南の宝石」や「ハウステンボス」のイルミネーションを見る

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丸々もとお(まるまる・もとお)

一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー代表理事、イルミネーションプロデューサー

1965年生まれ。立教大学社会学部観光学科卒。「ぴあ」編集者などを経て、1992年、夜景評論家として本格的活動を開始。夜景の美しさを景観学、色彩心理学などをベースに評論。「世界最大の光の地上絵」など夜景演出でギネス世界記録を3つ取得。夜景に関する著書は50冊以上。近作に「最新版日本夜景遺産」(河出書房新社)など。札幌市、川崎市、神戸市、長崎市などで夜景観光アドバイザーを歴任。「夜景検定(夜景鑑賞士検定)」、および「イルミネーション検定」総監修。「東京ドイツ村」(千葉県)「ハウステンボス」(長崎県)「小倉イルミネーション」(福岡県)など年間数十カ所のイルミネーションプロデュースを手掛ける。ホームページ(http://www.superyakei.com/)。

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