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父だけ豪華な夕食を描いた漫画 男尊女卑かと思いきや…「涙が出る」「ステキ」、作者に聞く

ある一家の夕食を描いた漫画が話題に。父だけ豪華な食事が用意され、典型的な男尊女卑を描いているのかと思いきや…。

一家の夕食の様子を描いた漫画の1カット=泉福朗(@okaeri_eripiyo)さん提供
一家の夕食の様子を描いた漫画の1カット=泉福朗(@okaeri_eripiyo)さん提供

 ある一家の夕食を描いた漫画がSNS上で話題となっています。父だけ豪華な食事が用意され、典型的な男尊女卑を描いているのかと思いきや…という展開で、「ステキなお父さん」「こんなパパになりたい」「涙が出る」「男尊女卑ネタでほっこりしたのは初めて」などのコメントが寄せられています。漫画の作者に話を聞きました。

慕っていた父親をモデルに

 漫画には、典型的な男尊女卑の旧家で育った「長崎育ちの九州男児」の父が登場します。父の席には「サーロインステーキ」「サザエのつぼやき」「生ウニ」「蒸しもの」といったごちそうが並んでいますが、母の席には「焼き魚」、子どもたちの席には「メンチカツ」が置かれ、父よりもかなり質素です。ところが物語は意外な方向へ…。

 この漫画を描いたのは、泉福朗さん(ペンネーム)です。漫画作品となる前のストーリーを作る「漫画原作者」として活動し、現在は趣味で漫画を描いています。

Q.趣味で漫画を描き始めたのはいつからですか。

泉福朗さん「親が漫画好きだったので、自然の成り行きで子どもの頃から漫画を読んでいました。絵が得意だったわけでもなく、長い間、ただの漫画読みでした(笑)学生の頃、見よう見まねで描いた四コマ漫画が商業誌に掲載されたこともありましたが、本格的に携わり始めたのは、私の子どもが中学校に入学してからです。

当時、『家でできる仕事を覚えませんか』などのDMがよく来ていたのですが、漫画なら、お手本となる素晴らしい作品の単行本をたくさん持っているし、授業料なしでコツコツと習得していけるかもと思ったのがきっかけです」

Q.この漫画のモデルは。

泉福朗さん「自分が慕っていた父親の思い出を描きました。私の記憶の中にある父親は美男子でした。父をタヌキとして描いたのは、自分のイメージのまま描くと、親自慢が過ぎて嫌みに見えると考えたからです」

Q.読者からはどのような声が寄せられましたか。

泉福朗さん「『今でも田舎には、男を特別扱いする習慣が残っている』といった内容のコメントが多くあり、驚かされました。私自身、そうした習慣は昭和に消滅したと思い込んでいたからです。家庭によってそれぞれのスタイルがあるのでしょうが、皆さんが大人になった時に、『子ども時代も楽しかった』と思える家族でありますように、心より祈っています」

Q.今後の目標は。

泉福朗さん「現在、小学館の月刊誌『ゲッサン』で、『海王ダンテ』という作品の原作を担当させていただいています。今は、一人でも多くの方にその作品を本棚に並べていただくことが目標です。自分の漫画の方は、あくまで楽しみとして描いています。アイデアが浮かんだら漫画を描いてツイッターにアップし、フォロワーの皆さんに少しでも面白いと感じていただければ、というスタンスで取り組んでいます」

(報道チーム)

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